スマートモビリティチャレンジ、2021年度は高度なMaaS実証へ移行

2020年度のスマートモビリティチャレンジ実施地域(経済産業省分)
2020年度のスマートモビリティチャレンジ実施地域(経済産業省分)全 2 枚

経済産業省は4月2日、2020年度の「スマートモビリティチャレンジ」事業で得られた成果や課題を踏まえ、地域や事業者に対する社会実装に向けた知見集と今後の取り組みの方向性を取りまとめたと発表した。

2020年度は、両省で合計50の実証地域を選定し、選定し、実証実験や横断的分析を実施してきた。このうち、経済産業省事業では16地域。また、オンラインを活用しながら、全国規模でのシンポジウムや、8つのブロックでの地方シンポジウムを開催した。

今後の取り組みの方向性では、「モビリティでのサービス提供」や「異業種の連携による収益活用・付加価値創出」など、2020年度の方向性として示した5つのテーマは、実証実験の取り組み結果から地域課題の解決に向けた一定の成果が得られたとしている。

ただ、2020年度の実証実験を横断的に分析した結果、先進的な取り組みを全国展開し、各地域で社会実装・高度化していくためには、データの活用・連携基盤の構築や必要な人材の確保、マッチング機能の強化などの取り組みが必要ということが全国的な課題として確認された。

2021年度については5つのテーマを踏まえつつ、横断的な課題を踏まえた、さらなる高度化に取り組むMaaS実証を実施することとする。同時に、スマートモビリティチャレンジ推進協議会を核としながら実証地域や先進的にMaaSに取り組む地域から得られた知見を全国に横展開するため、協議会による課題吸い上げやマッチングについて機能を強化するとしている。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. マツダ『CX-5』新型を欧州で発表…日本では2026年中に発売
  2. BMWの電動スクーター『CE 04』、3つの新デザインバリエーション発表
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. 名車「964型ポルシェ 911」を最新の姿に甦らせる、シンガーが最新レストア作品披露へ
  5. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  4. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  5. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
ランキングをもっと見る