メルセデスベンツ CLSクーペ に改良新型、表情変化…欧州発表

新デザインのフロントグリル

スポーティな「AMGライン」

新デザインのマルチファンクションステアリングホイール

「メルセデスベンツ・デジーノ」のカスタマイズが拡大

メルセデスベンツ CLSクーペ  改良新型
メルセデスベンツ CLSクーペ 改良新型全 18 枚

メルセデスベンツは4月7日、改良新型『CLSクーペ』(Mercedes-Benz CLS Coupe)を欧州で発表した。

『CLS』は2004年の初代発売以来、全世界で45万台以上が販売されてきた4ドアクーペだ。2020年の『CLSクーペ』の世界最大市場は中国で、韓国が続いた。米国とドイツも主力市場だ。顧客がCLSクーペを選択する理由は、そのデザインにあるという。

新デザインのフロントグリル

改良新型CLSクーペは、さらにスポーティな外観を目指した。すべてのモデルには、新デザインのフロントグリルが付く。新しいグリルは、クローム光沢仕上げの立体的デザインが特長。クロームの象眼細工が施されたグロスブラックのルーバーも採用された。

エレガントな「アバンギャルド」エクステリアを採用したエントリーモデルには、新設計のエアインテークを備えた新しいフロントバンパー、ボディサイドの2つのルーバー、シルバークローム仕上げのフロントリップスポイラーが装備されている。

リアバンパーには、ブラック塗装のディフューザー風インサート、シルバークロームのトリムストリップが採用された。19インチのアルミホイールには、5ツインスポークまたはマルチスポークの2種類の新デザインが用意されている。メルセデスベンツ CLSクーペ  改良新型メルセデスベンツ CLSクーペ 改良新型

スポーティな「AMGライン」

「AMGライン」エクステリア仕様では、スポーティさがさらに強化されている。AMGスタイリングコンポーネントとして、ブラック仕上げのAウィングを備えたAMG専用フロントバンパー、シルバークローム仕上げのフロントリップスポイラー、垂直バーを備えたエアインテーク、ハイグロスブラック仕上げのフリックが付く。

その他、ボディサイドにはAMGシルトリム、トランクリッドにはAMGスポイラーが装備される。AMGラインのエクステリアと組み合わせて、20インチのAMGマルチスポークアルミホイールには、トレモライトグレーとハイグロスブラックの2つの新色が選択できる。

また、ボディカラーには、新色として、スペクトルブルーメタリックが設定されている。メルセデスベンツ CLSクーペ  改良新型メルセデスベンツ CLSクーペ 改良新型

新デザインのマルチファンクションステアリングホイール

改良新型は、インテリアもアップデートされている。センターコンソールなどには、オープンポアブラウンウォールナットとハイグロスグレーウッドの2種類の新しいトリム仕上げが導入された。レザーシートの選択肢も拡大しており、ネバグレー/マグマグレーとシエナブラウン/ブラックの新しい色の組み合わせが可能になった。

改良新型CLSクーペには、ナッパレザー仕上げの新デザインのマルチファンクションステアリングホイールが装備される。スポーク部分はシルバークロームの縁取りが施された光沢ブラックで、シルバークロームのパドルシフトが付く。

オプションの運転支援パッケージでは、アクティブディスタンスアシスト「DISTRONIC」や、アクティブステアリングアシストが利用できる。このステアリングホイールは、ドライバーの手が添えられているかどうかを検出する。ステアリングホイールのリムには、2ゾーンのセンサーパッドを配置。リムの前面と背面にあるセンサーが、ドライバーがステアリングホイールを握っているかどうかを検知する。ドライバーが制御していることを先進支援システム(ADAS)に通知するために、ステアリングを動かす必要がなくなった。これにより、部分自動運転モードでの使いやすさが向上しているという。

「メルセデスベンツ・デジーノ」のカスタマイズが拡大

改良新型CLSクーペでは、ドイツ・ジンデルフィンゲンの「メルセデスベンツ・デジーノ」の250人のスタッフが、顧客の好みを反映させたカスタマイズを手がける。改良新型では、オプションの選択肢が増えた。たとえば、新たにラッカー塗装のジュピターレッド、カシミアホワイトのマグノ、エメラルドグリーンが選択できる。

ナッパレザーを使用したツートンカラーのデジーノインテリアには、クラシックなレッド/ブラック、サドルブラウン/ブラック、タルトゥフォブラウン/ブラック、ディープホワイト/ブラック、ヨットブルー/ブラックの5つの新しい組み合わせが用意されている。
メルセデスベンツ CLSクーペ  改良新型メルセデスベンツ CLSクーペ 改良新型

《森脇稔》

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