【SUPER GT 第1戦】KeePer TOM'S GR Supraの代役阪口晴南がポールポジションを獲得…Supra勢が予選トップ5を独占

GT500クラスポールポジションを獲得した#37 KeePer TOM'S GR Supra(平川亮/阪口晴南)
GT500クラスポールポジションを獲得した#37 KeePer TOM'S GR Supra(平川亮/阪口晴南)全 9 枚

SUPER GTの2021年シーズンが岡山国際サーキットを舞台に開幕した。10日に行われた公式予選では、KeePer TOM'S GR Supra(平川亮/阪口晴南)がGT500クラスのポールポジションを獲得。GT300クラスはGAINER TANAX GT-R(平中克幸/安田裕信)がポールポジションを獲得した。

新型コロナウイルスの感染拡大により変則スケジュールとなった昨年は、富士スピードウェイ、ツインリンクもてぎ、鈴鹿サーキットのみで開催され、今回2年ぶりにSUPER GTが岡山国際サーキットに帰ってきた。

GT500クラスの公式予選は15台全車が10分間のQ1を走行し、上位8台がQ2に進んで10分間のタイムアタックを行う。Q1では昨年のチャンピオン#1 STANLEY NSX-GT(山本尚貴/武藤英紀)や、優勝候補の#8 ARTA NSX-GT(野尻智紀/福住仁嶺)が敗退。またニッサンGT-R勢は4台すべてがQ1で敗退するという、波乱の幕開けとなった。

ポールポジションをかけたタイムアタック合戦が行われる予選Q2。まずタイムを出したのは#64 Modulo NSX-GTの伊沢拓也で1分19秒474を記録してトップに立ったが、#38 ZENT CERUMO GR Supraの立川祐路が1分18秒814で逆転した。しかし本当のポールポジション争いはここから。残り1分で、来日できないサッシャ・フェネストラズの代役として#37 KeePer TOM'S GR Supraをドライブした阪口晴南が、一気に1秒以上タイムを縮める1分17秒701を記録してトップに浮上。それを#39 DENSO KOBELCO SARD GR Supra中山雄一、#38 ZENT CERUMO GR Supra立川、#14 ENEOS X PRIME GR Supra大嶋和也が追ったがタイム更新ならず、#37 KeePer TOM'S GR Supra(平川亮/阪口晴南)が見事ポールポジションを獲得した。

GT300クラスポールポジションの#11 GAINER TANAX GT-R(平中克幸/安田裕信)GT300クラスポールポジションの#11 GAINER TANAX GT-R(平中克幸/安田裕信)

2番手は#14 ENEOS X PRIME GR Supra(大嶋和也/山下健太)、3番手は#36 au TOM'S GR Supra(関口雄飛/坪井翔)。以下#39 DENSO KOBELCO SARD GR Supra(ヘイキ・コバライネン/中山雄一)、#38 ZENT CERUMO GR Supra(立川祐路/石浦宏明)と続き、Supra勢がトップ5を独占する結果となった。

GT300クラスは31台が参戦。これを2つのグループに分けてQ1が行われ、それぞれの上位8台、計16台がQ2に進んだ。Q2のセッション終盤、#52 埼玉トヨペットGB GR Supra GTの吉田広樹が1分25秒362を記録してトップに立ったが、直後に#11 GAINER TANAX GT-Rの平中克幸が1分25秒275を記録してトップ奪還。その後このタイムを更新する者は現れず、#11 GAINER TANAX GT-R(平中克幸/安田裕信)がポールポジションを獲得した。

GT500クラスポールポジションを獲得した#37 KeePer TOM'S GR Supraの平川亮(中央左)と阪口晴南(中央右)GT500クラスポールポジションを獲得した#37 KeePer TOM'S GR Supraの平川亮(中央左)と阪口晴南(中央右)

82周で争われる決勝レースは、11日13時30分にスタートする。

■SUPER GT第1戦岡山、GT500クラス予選Q2結果
1. #37 KeePer TOM'S GR Supra(平川亮/阪口晴南)/1分17秒701
2. #14 ENEOS X PRIME GR Supra(大嶋和也/山下健太)/1分17秒808
3. #36 au TOM'S GR Supra(関口雄飛/坪井翔)/1分18秒060
4. #39 DENSO KOBELCO SARD GR Supra(ヘイキ・コバライネン/中山雄一)/1分18秒440
5. #38 ZENT CERUMO GR Supra(立川祐路/石浦宏明)/1分18秒814
6. #64 Modulo NSX-GT(伊沢拓也/大津弘樹)/1分19秒057
7. #16 Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT(笹原右京/大湯都史樹)/1分21秒987
8. #19 WedsSport ADVAN GR Supra(国本雄資/宮田莉朋)/No Time

GT500クラス予選2位の#14 ENEOS X PRIME GR Supra(大嶋和也/山下健太)GT500クラス予選2位の#14 ENEOS X PRIME GR Supra(大嶋和也/山下健太)

■SUPER GT第1戦岡山、GT300クラス予選Q2結果
1. #11 GAINER TANAX GT-R(平中克幸/安田裕信)/1分25秒275
2. #52 埼玉トヨペットGB GR Supra GT(吉田広樹/川合孝汰)/1分25秒362
3. #65 LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/菅波冬悟)/1分25秒376
4. #56 リアライズ日産自動車大学校 GT-R(藤波清斗/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)/1分25秒643
5. #244 たかのこの湯 GR Supra GT(三宅淳詞/堤優威)/1分25秒727
6. #60 SYNTIUM LMcorsa GR Supra GT(吉本大樹/河野駿佑)/1分25秒896
7. #96 K-tunes RC F GT3(新田守男/平良響)/1分26秒108
8. #2 muta Racing Lotus MC(加藤寛規/阪口良平)/1分26秒246
9. #55 ARTA NSX GT3(高木真一/佐藤蓮)/1分26秒292
10. #31 TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT(嵯峨宏紀/中山友貴)/1分26秒292
11. #10 GAINER TANAX with IMPUL GT-R(星野一樹/石川京侍)/1分26秒385
12. #88 JLOC ランボルギーニ GT3(小暮卓史/元嶋佑弥)/1分26秒395
13. #21 Hitotsuyama Audi R8 LMS(川端伸太朗/篠原拓朗)/1分26秒432
14. #5 マッハ車検 GTNET MC86 マッハ号(平木湧也/平木玲次)/1分26秒661
15. #30 TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT(永井宏明/織戸学)/1分27秒442
16. #48 植毛ケーズフロンティア GT-R(田中優暉/富田竜一郎)/1分27秒840

《藤木充啓》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 洗車機=傷が付くはもう古い! 最新洗車機の凄さとプラスアルファの洗車法
  2. トヨタがインドで新型SUV『アーバンクルーザー・タイザー』を発表…Aセグメント再参入[詳細写真]
  3. メルセデスAMG『E53』新型、612馬力の電動セダンに…欧州受注開始
  4. 【ヤマハ XSR900GP】開発者が語る「ただの80年代オマージュやレプリカを作ったわけじゃない」
  5. 夜行高速バス「ドリーム号」、深夜の乗務引継ぎを見学する
  6. AC コブラGTロードスター…過去と現代が織りなすデザイン[詳細画像]
  7. 3万ドルなら大人気確定!? テスラの新型コンパクトEVは『モデル2』か否か?
  8. フォルクスワーゲン『ゴルフ』改良新型はよりシャープな表情に[詳細画像]
  9. 超小型EVのKGモーターズが研究開発拠点を新設…人材採用も強化
  10. 快適性と音質の一石二鳥。夫婦が選んだアウディA4の革新的なアップグレード
ランキングをもっと見る