ルノー・ジャポンは4月13日、アルピーヌ『A110』などの燃料ポンプに不具合があるとして、リコール(回収・無償修理)を国土交通省へ届け出た。
対象となるのはアルピーヌ『A110』『A110S』、ルノー『ルーテシア』の3車種で、2018年2月1日~2020年7月20日に製造された819台。
対象車両は、燃料ポンプのインタンクユニットにおいて、樹脂製インペラとカバーのクリアランス設計が不適切なため、燃料温度の上昇によって樹脂製インペラが変形することがある。そのため、カバーと接触し、燃料ポンプモーターが作動不良となり、最悪の場合、走行中エンストに至るおそれがある。
改善措置として、A110/A110Sは全車両、インタンクユニットの部品番号を確認し、対策前の場合はインタンクユニットを対策品に交換し、エンジン制御ユニットのプログラムを最新のものに書き換え。交換済みの場合もエンジン制御ユニットのプログラムを最新のものに書き換える。ルーテシアは全車両、インタンクユニットを対策品と交換する。
不具合は50件発生、事故は起きていない。市場および本国メーカーからの情報によりリコールを届け出た。