ヤマハ発動機、新開発V6船外機シリーズ発売へ 最新操船制御システムに対応

ヤマハ発動機 F300F
ヤマハ発動機 F300F全 2 枚

ヤマハ発動機は、4169cc V型6気筒のパワーユニットを採用した船外機のニューモデル『F300F』『F300G』『F250N』『F250P』『F225J』の5機種を6月より発売する。

船外機の需要は、主に北米や欧州のレジャー市場にて堅調に推移している。中でもV型6気筒クラスはプレジャーボートへの搭載機種として中核をなす馬力帯で、市場からも新製品の発売が待ち望まれていた。今回のニューモデルは、2010年に市場導入して以来、世界中で使用されてきた従来モデル『F300B』をベースに、フラッグシップ船外機『F425A』の技術やデザインを取り入れた。

新V6シリーズは、後進時の排気をキャビテーションプレートの上部から排出させることで、排気による推力への干渉を抑え、後進時の推進力と舵効き性能を高めた。また、新V6船外機に合わせた専用プロペラ「ソルトウォーター シリーズII HP」を新開発。18インチから21インチまでのピッチをラインアップし、ボートサイズや形状に合わせ、効率よく最高レベルのスピード性能を引き出す。

さらに、F425Aと同時開発した最新のボートステアリングテクノロジー「内蔵型電動ステアリングシステム」をF250NおよびF300Fに採用。スムーズかつスピーディなステアリングのフィーリングを提供する。

操船制御システム「ヘルムマスターEX」操船制御システム「ヘルムマスターEX」

外観はフラッグシップ船外機F425Aの流れを汲んだスタイリッシュなデザインとし、カラーリングは従来のグレーに加え、パールホワイトを設定している。

なお、内蔵型電動ステアリングシステムを採用したF250NとF300Fでは、操船制御システム「ヘルムマスターEX」との互換性を確立。組み合わせ次第で、オートパイロット(自動操舵)によるコース維持、方位維持、ジョイスティックによる操作などを可能にする。

価格はF300F(300ps・内蔵型電動ステアリングシステム搭載)が313万9400円より、F300G(300ps)が257万8400円より。F250N(250ps・内蔵型電動ステアリングシステム搭載)が299万2000円より、F250P(250ps)が241万5600円より。F225J(225ps)が235万5100円より。

《纐纈敏也@DAYS》

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