カーシェアリングプラットフォームを提供するアースカーは、福島県・磐梯町役場と業務委託契約を締結し、4月23日より磐梯町でカーシェアリングサービスの運営を開始する。
磐梯町では、地域活性化や少子高齢化等の課題に対し、官民連携によるデジタル技術を活用した取り組みを積極的に推進している。
同町はスキー場等の観光施設や企業の事業所も多く、交通インフラの充実により交流関係人口の創出や地域の活性化につながるポテンシャルを秘めている。このことからアースカーでは、レンタカー店舗がない磐梯町にカーシェアリングを設置し、町民サービスとしての利用に加え、観光やビジネス訪問客の移動手段として活用してもらうことで、交通インフラの発展と地域の活性化を支援していく。
アースカーのカーシェアリングは、車載デバイス搭載車両を通信で管理することで、レンタカーと違い、営業時間を気にせず、24時間セルフで利用できることが特徴だ。スマートフォンアプリで車両の予約からドアの解錠/施錠ができ、事故・トラブル時に24時間対応するコールセンターも完備。入会金・月会費は無料で、時間料金は0時から11時45分または12時から23時45分で2200円。距離料金は150円/10km(最初の10kmは無料)。クルマを使いたい時に手軽に利用できる。
スマートフォンやパソコンで車両予約し、利用時にはスマートフォンアプリでドアロックを解錠今回、JR磐越西線の磐梯町駅前にステーションを設置し、カーシェアリング車両として日産『ノート』を2台導入。また、降雪地域のため、車両は四輪駆動仕様で冬季はスタッドレスタイヤを標準で装着する。
同社は、自治体向けのカーシェアリング導入プランとしてEV(電気自動車)への対応も進めており、今後は地域における環境負荷低減や災害時の電源供給など持続可能な社会の実現に向けた取り組みをカーシェアリングを通じ推進することで、磐梯町をはじめ他の自治体でもMaaS創出を幅広く支援していく。
グローブボックス内にあるキーボックスから車両キーを取り出せば利用開始