マセラティのSUV、レヴァンテ にハイブリッド…上海モーターショー2021で発表

48Vのマイルドハイブリッドシステム

特別なカスタマイズが施された「ローンチバージョン」

最新のインフォテインメントシステム

マセラティ・レヴァンテ・ハイブリッド(上海モーターショー2021)
マセラティ・レヴァンテ・ハイブリッド(上海モーターショー2021)全 16 枚

マセラティは4月19日、中国で開幕した上海モーターショー2021において、『レヴァンテ・ハイブリッド』(Maserati Levante Hybrid)を初公開した。同時にウェブ上では、デジタルワールドプレミアも行われている。

マセラティは2020年、ブランド初のハイブリッドモデルとして、『ギブリ・ハイブリッド』を発表した。これに続くブランド初のハイブリッドSUVとなるのが、レヴァンテ・ハイブリッドだ。レヴァンテ・ハイブリッドの登場により、マセラティの電動化へのプロセスは、さらに大きく前進するという。

48Vのマイルドハイブリッドシステム

レヴァンテ・ハイブリッドは、直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンに、BSG(ベルト駆動のスタータージェネレーター)による48Vのマイルドハイブリッドシステムを組み合わせる。48Vのマイルドハイブリッドシステムは、48Vのオルタネーター、eブースター、バッテリーで構成される。減速や制動時のエネルギーを回収し、バッテリーに蓄電する。加速時などに、バッテリーに蓄えられた電力が、エンジンのパワーをアシストする。

直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンは、最大出力330ps/5750rpm、最大トルク45.9kgm/2250rpmを発生する。トランスミッションはZF製の8速ATを組み合わせた。駆動方式は4WD。0~100km/h加速6秒、最高速240km/h以上の性能を可能にしている。

レヴァンテ・ハイブリッドは、既存の『レヴァンテ』の6気筒エンジン搭載車(ディーゼル車、ガソリン車)よりも軽く、車重は2090kg。また、バッテリーをリアに配置したことで、車両の前後重量バランスを最適化している。レヴァンテ ハイブリッドは、よりスポーティなドライブを実現するために設計されたという。

特別なカスタマイズが施された「ローンチバージョン」

レヴァンテ・ハイブリッドの発売記念モデルの「ローンチバージョン」には、カスタマイズプログラム「マセラティ・フオリセリエ」から、「アズーロ・アストロ」と呼ばれる新しいトリコートのメタリックカラーの外装色が採用された。

エクステリアやインテリアのディテールには、ギブリ・ハイブリッドと同様に、ひと目でハイブリッドモデルと識別できるように、ブルーのアクセントが添えられている。

エクステリアでは、3連のサイドエアダクト、ブレーキキャリパー、Cピラーのロゴがブルーで表現された。インテリアでは、同じブルーの色調がシートの刺繍に使われている。

最新のインフォテインメントシステム

レヴァンテ・ハイブリッドには、「マセラティコネクトプログラム」を装備する。このコネクトシステムは、直感的に操作でき、レスポンスに優れるという。

また、最新のインフォテインメントシステム「MIA(マセラティ・インテリジェント・アシスタント)」によって、コネクテッド性能を追求した。その頭脳部には、信頼性の高いグーグルの「Android Automotive OS」を採用した。フレームレスデザインの10.1インチHDタッチスクリーンを装備する。最新のMIAには、グラスのエッジ部分が湾曲したデザインを導入している。

サービスへの入庫タイミング通知を含む愛車の健康管理や、非常事態や盗難など万一の際に24時間365日つながるアシスタントサポートも可能にした。

さらに、統合型ナビゲーションシステムにより、地図や交通情報は常に最新の内容へとアップデートされる。アマゾン(Amazon)の音声アシスト、「アレクサ(Alexa)」による音声認識機能も搭載しており、車内をWi-Fiホットスポットとして利用することもできる。また、専用のアプリを通じて、スマートフォンやスマートウォッチと車両を連携させることも可能、としている。

《森脇稔》

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