ZFの 次世代車載スーパーコンピューター、1秒に1000兆回の演算が可能…上海モーターショー2021

ZFのプレスカンファレンス(上海モーターショー2021)
ZFのプレスカンファレンス(上海モーターショー2021)全 2 枚

ZFは4月19日、中国で開幕した上海モーターショー2021において、次世代の車載スーパーコンピューター、ZF 「ProAI」を初公開した。

【画像全2枚】

未来の車両は、パワフルな少数のセントラルコンピューターによってインテリジェント化されるという。これらのコンピューターは、車両の重要な領域を制御する計算集約的ソフトウェア機能を実行する。高性能なコンピューターとインテリジェントなソフトウェアが、未来の「ソフトウェア・デファインド・ビークル(SDV)」を実現するという。

ProAIは、SDVとその新しいE/E(電気/電子)アーキテクチャの要件に沿うよう設計されたAI対応の高性能コンピューターだ。どのような車種にも適合し、自動運転のあらゆるレベル(レベル2から5まで)に対応する。ZF ProAIは、2024年末に量産を開始する予定だ。

ZFのProAIは、世界で最もパワフルな車載スーパーコンピューター、と自負する。より小型で経済的でありながら、パワフルなZF ProAIには、数多くのアップグレードが施されている。演算パフォーマンス(teraOPS)が最大66%向上しているだけでなく、電力消費が最大70%削減されているという。

そのAI機能はディープラーニングプロセスに最適化されているため、さらに能力を高め、高度な安全機能を実現することが可能という。たとえば、レーダー、LiDAR、カメラ、オーディオパターンから得られる環境計測データを、GPUを用いて全方位で融合できる。また、設置スペースの節約も可能にしている。

ZF ProAIはモジュラー形式で、さまざまなメーカーのシステムオンチップ(SoC)に搭載できる。また、ZF独自のソフトウェアのほか、他のデベロッパーやサードパーティサプライヤーのソフトウェアも動作させることが可能。標準化されたコネクタと、複数のZF ProAIユニットをリンクさせるオプションにより、どのような車種にも設置・作動できるという。

ZFのProAIは、 1秒当たり1000兆回の演算処理が可能だ。現在自動車メーカーでは、1種類の制御ユニットですべての車両プラットフォーム、ソフトウェアアプリケーション、およびE/Eアーキテクチャに対応できるカスタムソリューションの開発が進んでおり、ProAIは効率性の向上とコスト削減が期待できる、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『エスティマ』が“走りのミニバン”として復活か…アルファードと棲み分けは
  2. 次期トヨタ『GRスープラ』はハンマーヘッド顔に!? 450ps級ハイブリッドで2027年登場の可能性
  3. ホンダ23車種、ガソリンが漏れるおそれ…6月掲載のリコール記事まとめ
  4. 超小型EV「AIM EVM」、エイムが実車展示へ…エコテクノ2026
  5. 【トヨタ RAV4 新型試乗】おそろしくスムーズなハイブリッド、まさに「至れり尽くせり」…中村孝仁
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. マツダの車載CO2回収装置、走行中の貯蔵に初成功…回収量は前回比9.6倍の804gに
  2. 7/27申込締切 【激変するインド自動車産業】政策転換とEVシフト、クイックコマースが拓く日本企業の勝機
  3. 3000アンペアの急速充電に世界初成功、電動トラックの未来を切り開く…MAN
  4. 「フィジカルAI展2026」初開催、現在地を知る!…ものづくりワールド
  5. BMW工場にヒューマノイド「Figure 03」導入…フィジカルAIで全身協調制御
ランキングをもっと見る