VW ポロ に改良新型、前後マスクを変更…欧州発表

フォルクスワーゲン・ポロ 改良新型
フォルクスワーゲン・ポロ 改良新型全 18 枚

フォルクスワーゲンは4月22日、改良新型『ポロ』(Volkswagen Polo)を欧州で発表した。

ポロは1975年、初代が発表された。以来、小型車セグメントの人気車種となっており、ドイツだけでなく世界中の多くの市場で、クラスで最も成功したモデルのひとつだ。世界累計販売台数は、およそ1800万台に到達している。

フォルクスワーゲンは、ポロの45年以上の歴史において、1970年代にはノッチバックバージョンとして伝説的な『ポロクーペG40』を生み出した。その後、フォルクスワーゲンは、SUVテイストの『クロスポロ』、天然ガス車の『ポロTGI』、スポーティな『ポロGTI』など、さまざまなポロを投入してきた。

新デザインのLEDヘッド&テールライト

新デザインのLEDヘッドライトとLEDテールライトを標準装備した。とくに、テールランプは、リアゲートにまで大きく回り込んだ新デザインとし、新型『ゴルフ』と共通イメージとした。前後バンパーも新デザイン。フォルクスワーゲンによると、フロントとリアの両方で、新しいイメージを追求しているという。フォルクスワーゲンの新ブランドロゴマークも装着された。フォルクスワーゲン・ポロ 改良新型フォルクスワーゲン・ポロ 改良新型

仕様パッケージも一部見直。欧州仕様では、ベーシックバージョンから始まり、上位モデルとして、「ライフ」、「スタイル」などをラインナップしている。

エントリーモデルとなるベーシックバージョンのポロでも、幅広い標準機能を備えている。これには、LEDヘッドライト、LEDテールライト、マルチファンクションステアリングホイール、先進運転支援システム(ADAS)の「レーンアシスト」が含まれる。改良新型の新しい安全装備が、センターエアバッグだ。運転席の背もたれに内蔵されたこのエアバッグが、万一の事故の時に中央に向かって開き、運転手と助手席の乗員がぶつかり負傷することのないように保護してくれる。

8.0インチのデジタルコックピットを採用

さらに、全グレードに、デジタルコックピット(8.0インチディスプレイを備えたデジタルインフォテインメントシステム)を標準装備として組み込んだ。そして、装備をさらに充実させている。Bluetoothスマートフォンインターフェース、ヒーター機能付きドアミラー、6.5インチモニター付きのコンポジションメディアオーディオシステムが、全車に標準装備された。エアコンは、タッチスクリーンで操作する新開発システムにアップグレードアップされている。フォルクスワーゲン・ポロ 改良新型フォルクスワーゲン・ポロ 改良新型

「ライフ」と呼ばれるパッケージには、14インチからインチアップした15インチアルミホイール、「App-Connect」、USB-Cポートを備えたセンターアームレスト、ステアリングホイールとシフトレバーのレザートリムなどが追加で標準採用される。

10.25インチの「デジタルコックピットプロ」

新しいプレミアムパッケージとして、「スタイル」も設定された。スタイルは、新型ゴルフにも導入されている。

スタイルのエクステリアには、クロームルックのクロスバー、LEDフォグランプ、15インチの「ロンダ」アルミホイール、専用のフロントマスクが採用された。駐車を支援するパークディスタンスコントロールシステムも装備している。

インテリアには、10.25インチの「デジタルコックピットプロ」(マップビューやスライドショー機能を含む)、背景照明、「App-ConnectWireless」を含む8インチのインフォテインメントシステム「Ready2Discover」などが装備される 。Ready2Discoverを使用すると、顧客は、オンデマンドの機能として、ナビゲーションシステムをオプションで後付けすることができる、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  2. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
  3. 世界初の「破壊不可能ホイール」って何だ!? テスラ向けパーツ手掛ける米メーカーが開発
  4. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  5. 夏の風物詩「鈴鹿8耐2025」、2人体制のホンダが4連覇、6年ぶり参戦のヤマハは2位健闘
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る