ロータスの新型スポーツカー、車名は『エミーラ』 7月6日にモデル発表予定

エリーゼやエキシージの後継車に位置付け

エミーラには3種類のバリエーションを計画

エミーラがロータス最後の内燃エンジン搭載車に

ロータスの新型スポーツカー、車名は『エミーラ』
ロータスの新型スポーツカー、車名は『エミーラ』全 7 枚
ロータスカーズは4月27日、現在開発を進めている新型スポーツカーの車名を、ロータス『エミーラ』(Lotus Emira)と発表した。7月6日にワールドプレミアされる予定だ。

◆エリーゼやエキシージの後継車に位置付け

エミーラはこれまで、ロータス「タイプ131」という開発コードネームで呼ばれていた。エミーラは、2021年内に生産を終了する『エリーゼ』、『エキシージ』、『エヴォーラ』の後継モデルとして、開発が進められている次世代のスポーツカーだ。

車名のエミーラとは、さまざまな古代言語に存在する単語。現代語に翻訳すると、「司令官」や「リーダー」を意味する。これは、スリリングな新時代へと進むロータスを主導するエキサイティングな新型スポーツカーとして、適切な名称になるという。

また、エミーラの名称は、ロータスカーズがソーシャルメディアにアップロードしたティザー映像にも登場していた。その名称は、点と線でパターン化されたうえで、道路のセンターラインに融合され、暗示されていた。モールス信号の知識があれば、「Emira」と書かれていることが分かる仕掛けだったという。モールス信号の発明者のサミュエル・モールスの誕生日が4月27日ということにちなんで、今回エミーラの車名が明らかにされた。

◆エミーラには3種類のバリエーションを計画

英国ノーフォーク・ヘセル工場において、エミーラのプロトタイプの生産が、2021年内に開始される予定だ。エミーラには3種類のスポーツカーが用意され、それぞれにエリーゼ、エキシージ、エヴォーラの後継車の役割が与えられるという。

ロータスカーズはエミーラの量産化に向けて、生産部門への投資を行う。これは、ロータスカーズの「Vision80」戦略の一部であり、2つのサブアセンブリ施設を英国ノリッジ市に集約して、生産能力の増強が図られる。

また、ヘテル工場には、1億ポンド以上を投資する。これに伴い、ロータスカーズは約250人の新規雇用を創出する。関連会社のロータスエンジニアリングでも、新規採用を行う。ロータスエンジニアリングは、2021年後半に、英国ワーウィックに先端技術センターを開設する予定だ。

◆エミーラがロータス最後の内燃エンジン搭載車に

パワートレインには、新しいパートナーシップによる複数の内燃エンジンが搭載される。ロータスが内燃エンジン搭載車を発表するのは、これが最後になる。今回のパワートレインはロータスにとって新しいものとなり、高い効率を備えたテクノロジーを採用し、ロータスならではのドライビング体験を提供するようにチューニングが施されているという。

デザインには、EVハイパーカーの『エヴァイヤ』のモチーフが取り入れられる。また、エミーラは、ロータスブランドによる製品主導のイニシアチブを具現化するモデルとして、現代的なデザイン、高効率なパワートレイン、日常の使い勝手、優れたパフォーマンスを融合しているという。

エミーラは7月6日、英国へセルのロータス・アドバンスド・パフォーマンス・センターで初公開される予定だ。ロータスカーズのエンジニアリング担当エグゼクティブディレクター、マット・ウィンドル氏は、「エミーラは、パッケージング、パワー、フォルムのすべてにおいて完璧なスポーツカー。プロポーションは美しく、タイトなフォルムだが、優れた快適性、テクノロジー、エルゴノミクスも実現している。エミーラは新たな時代を築く、ロータスの新しいスポーツカー」と語っている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  2. 【プジョー 3008 新型試乗】全身鋼のような硬さに満ち溢れる。これが新時代のプジョーか…中村孝仁
  3. 「思ったよりだいぶ安い」トヨタ『GRヤリス』に新登場、エアロパフォーマンスパッケージに絶賛の声
  4. メルセデスベンツ『Cクラス』次期型を予告、光る大型グリル採用…初のEVも設定へ
  5. ルノー日産三菱、仏ドゥエー工場でEV共同プロジェクト推進…次期『エクリプス クロス』開発・生産へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る