懐かしのタミヤ『ワイルドワン』が“大”復活、大人も乗れるラジコンカーに…価格は約90万円

リトル・カー・カンパニー『ワイルドワン・マックス』
リトル・カー・カンパニー『ワイルドワン・マックス』全 5 枚

80年代のRCカーブームに乗って一世を風靡した『ワイルドワン』。オフロードラジコンカーのヒット作である。

【画像全5枚】

ワイルドワンが登場したのは1985年のこと。当時ラジコンに嵌っていた人なら間違いなく懐かしい名前のはずである。その後人気が衰えなかったためか2012年にはその復刻版が登場したほど。作りはかなり本格的でABS樹脂製のバスタブタイプのフレームにトレーリングアーム式の4輪独立サスペンションを装備し、本格的なオイルダンパーを備えたモデルだった。

と、ここまではあくまでもラジコンカーの話なのだが、このラジコンカーに目をつけたのがイギリスのリトルカー・カンパニーだ。この会社、すでにブガッティ『T35』やアストンマーティン『DB5』の子供用自動車を作った実績のあるメーカー。一口に子供用といってもその出来具合は大人が嵌りそうなほど見事に作られていて、そのお値段も普通に日本でハイエンドカーが買えてしまうほど高価なものである。

リトル・カー・カンパニー『ワイルドワン・マックス』リトル・カー・カンパニー『ワイルドワン・マックス』
そのリトルカー・カンパニーとタミヤがタッグを組んで作り上げたのが、『ワイルドワン・マックス』である。そのサイズ8/10とのことで、実際の全長×全幅は、3.5m×1.8mというから、まさに大人が乗れるモデルに仕上げてしまったのである。

作りだってRCカーの時以上に本格的で、スペースフレーム構造。それに4輪独立懸架とコイルオーバーサスペンションはRCカーと同じ。しかも3点式シートベルト、デジタルメーター、レーシングタイプのステアリングなどが装備されて、160cm~195cmの身長であれば、快適にコックピットに座れるというから、これはもう子供用とは言えない。

駆動は勿論電動。2kwhのバッテリーパックで出力4kwのモーターを駆動する。最高速度は48km/h。航続距離は40km。しかしこれはあくまでもベースの仕様であって、ホップアップオプションを組み込めば性能、航続距離などを引き上げることが出来るし、何と4点式のシートベルトなども用意されるそうだ。

リトル・カー・カンパニー『ワイルドワン・マックス』リトル・カー・カンパニー『ワイルドワン・マックス』
そしてこのワイルドワン・マックス、すでに3種類の公道走行用の「ロードリーガルパック」も用意しているというから、これで街乗りも楽しめる。今のところ、ヨーロッパとアメリカの基準をクリアしているのみで、日本の道交法に合致しているかどうかは不明であるが、ブレーキライト、ターンシグナル、リフレクター、バックミラーなどの用意があるというから、日本でも公道を走れそうな気配である。

笑ってしまうのは模型作りでは定番のデカール(ステッカーになる)が用意されていて、その大きさ、何と大人の背丈ほどもあるという。ちょっとした買い物に、こいつで行くのは相当にクールだと思うが、いかがだろうか? 因みにキット販売されているからご自宅のガレージで製作を愉しむことも出来る。

イギリス本国での価格は6000ポンド(約91万円)からということで、グローバルマーケットへの発売は2022年を予定している。

《中村 孝仁》

中村 孝仁

中村孝仁(なかむらたかひと)|AJAJ会員 1952年生まれ、4歳にしてモーターマガジンの誌面を飾るクルマ好き。その後スーパーカーショップのバイトに始まり、ノバエンジニアリングの丁稚メカを経験し、さらにドイツでクルマ修行。1977年にジャーナリズム業界に入り、以来45年間、フリージャーナリストとして活動を続けている。また、現在は企業やシニア向け運転講習の会社、ショーファデプト代表取締役も務める。

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