MINIに高性能な「JCW」、最新ラインナップが欧州で完成…4車種に設定

表情を一新したハッチバックとコンバーチブルのJCW

ハッチバックとコンバーチブルのJCWは最大出力231hp

クラブマンとクロスオーバーのJCWは最大出力306hpに強化

MINI ジョンクーパーワークス(JCW)の最新ラインナップ
MINI ジョンクーパーワークス(JCW)の最新ラインナップ全 29 枚

MINIは4月28日、高性能グレードの「ジョンクーパーワークス(JCW)」の最新ラインナップが、欧州で完成した、と発表した。

最新のJCWとして欧州で発表されたのが、MINI『ハッチバック』とMINI『コンバーチブル』がベースの改良新型JCWだ。

表情を一新したハッチバックとコンバーチブルのJCW

エクステリアは、フロントに丸いLEDヘッドライトと赤いクロスバーを備え、バンパー下部に六角形のラジエーターグリルを配置した。エアダクトが拡大されており、スポーティな走行状況において、パワートレインとブレーキシステムの冷却性を引き上げる。フロントサイドパネルとリアバンパーには、専用のサイドスカットルが付く。リアのアンダーボディの空気の流れを最適化するために、専用のディフューザーが装備される。

ハッチバックのボディカラーには、専用のチリレッドをはじめ、レベルグリーン、新色のアイランドブルーメタリックとルーフトップグレーメタリックのバリエーションから選択できる。コンバーチブルには専用色として、ゼスティ・イエローがラインナップされた。

また、改良新型MINIコンバーチブルJCWには、電動ソフトトップを装備する。開閉は、ボタンを押すだけで18秒以内。30km/h以下なら、走行中でもソフトトップを開閉できる。オプションで、ユニオンジャックが織り込まれた「MINI Yours」のソフトトップが選択できる。MINI ジョンクーパーワークス(JCW)の最新ラインナップMINI ジョンクーパーワークス(JCW)の最新ラインナップ

ハッチバックとコンバーチブルのJCWは最大出力231hp

パワートレインは、MINIの「ツインパワーターボ」テクノロジーを導入した直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンで、最大出力231hp、最大トルク32.6kgmを発生する。ハッチバックの場合、0~100km/h加速は6速MTが6.3秒。8速ATの「ステップトロニックスポーツ」では、6.1秒で駆け抜ける。コンバーチブルの場合、0~100km/h加速は6速MTが6.6秒。8速ATのステップトロニックスポーツでは、6.5秒となる。

サスペンションは、スポーティな設定とした。ブレンボと共同開発されたスポーツブレーキシステムを標準装備する。フロントに穴開きディスクを備えた4ピストンキャリパー仕様で 赤いキャリパーにはジョンクーパーワークスのロゴが付く。アルミホイールは17インチのジョンクーパーワークスホイールが標準。オプションで、18インチが設定された。この18インチアルミホイールには、ジョンクーパーワークスサーキットスポークのツートンデザインが用意されている。MINI コンバーチブル「ジョンクーパーワークス(JCW)」改良新型MINI コンバーチブル「ジョンクーパーワークス(JCW)」改良新型

クラブマンとクロスオーバーのJCWは最大出力306hpに強化

MINI『クラブマン』とMINI『カントリーマン』(日本名:MINI『クロスオーバー』に相当)のJCWには、直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンを、さらに強化して搭載する。最大出力は306hp/5000~6250rpm、最大トルクは45.9kgm/1750~4500rpmを獲得する。

トランスミッションは8速AT「ステップトロニック」。前輪にメカニカルディファレンシャルロックを内蔵した新開発の8速ATとなる。駆動方式は4WDの「ALL4」。DSC(ダイナミック・スタビリティ・コントロール)と連携しており、前輪と後輪の間で理想的な駆動トルクを配分する。クラブマンのJCWは0~100km/h加速4.9秒、最高速250km/h(リミッター作動)。クロスオーバーのJCWは0~100km/h加速5.1秒、最高速250km/h(リミッター作動)の性能を発揮する。

足回りは、スポーツサスペンションやスポーツブレーキシステムで強化した。内外装は、スポーティな仕上げ。外観は、専用バンパーやエアロパーツを装備して迫力アップ。足元は18インチの専用アルミホイールで引き締めた。室内には、スポーツシートなどが専用装備されている。

《森脇稔》

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