南海が国内ケーブルカー初の“脱炭素”…再生可能エネルギー100%で運行へ 6月1日から

2019年3月に登場した高野山ケーブル3代目の省エネ車両N21+N11。
2019年3月に登場した高野山ケーブル3代目の省エネ車両N21+N11。全 2 枚

南海電気鉄道(南海)は4月30日、和歌山県高野町の極楽橋駅と高野山駅を結ぶ鋼索線(高野山ケーブルカー)を、6月1日から再生可能エネルギー100%で運行すると発表した。

これは、運行に必要な電力に、関西電力が非化石価値取引市場から調達した太陽光や水力・風力などを由来とする環境価値を含んだものを利用する取り組みで、100%利用により二酸化炭素(CO2)排出量を年間約60t削減するとしている。

南海では、2015年5月に南海本線羽衣駅(大阪府高石市)に太陽光発電システムを新設したことを皮切りに、政府が打ち出している2030年度の温室効果ガス削減目標に沿った環境保全対策「南海環境ビジョン2030」に取り組んでいる。西武鉄道(西武)でも4月1日から山口線で太陽光発電による電力を利用した脱酸素運行を開始しているが、南海での取り組みは、国内のケーブルカーとしては初となる。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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