【スバル BRZ 新型】先代と並べると---ここが変わった

先代(上)&新型BRZ
先代(上)&新型BRZ全 16 枚

スバルは4月5日、新型『BRZ』の日本仕様を公開した。スバルは「『誰もが愉しめる究極のFRピュアスポーツカー』を実現した」と自負する。水平対向エンジンを搭載したFRレイアウトのピュアスポーツカーの新型は、2020年11月に北米仕様から世界初公開されている。

先代に引き続きトヨタ自動車と共同開発され、同じく4月5日、トヨタバージョンの『GR 86』も発表されている。

新型スバルBRZは、「愉しい走りを想起させる洗練されたデザイン」をめざしたという。一目見ただけで高い走行性能を予感させる、躍動感を持ったスポーツカーらしいデザインが開発目標だった。

エクステリアでは、走りへの期待を高める躍動感をデザインした。具体的には、より低く、よりワイドに設置されたヘキサゴングリルに低重心を主張させ、グリルから始まり後方へ連なる芯の通った造形で、体幹の力強さを表現した。絞り込んだキャビンと張り出したフェンダーとの抑揚はスポーツカーらしい。サイドシルスポイラーやフロントフェンダー後方に配したエアアウトレットなどは、造形のアクセントになっているだけでなく、スポーツカーとしての性能を最大限に引き出す、機能性を持ち合わせた空力アイテムだという。

インテリアでは、ドライバーが走りに集中できる環境のデザインを意図した。シンプルな水平基調のインストルメントパネルや低く設置したメーターバイザーにより、広い視界を確保した。7インチTFT液晶パネルとセグメント液晶パネルを組み合わせたデジタルメーターは、必要な情報をわかりやすく表示し、日常の運転からスポーツ走行時まで、さまざまな状況下で直感的に情報を把握できることを意図した。スポーツシートはホールド性とフィット感があり、疲れにくく運転に集中できる環境を作り出すとともに、車の挙動を正確にドライバーへ伝える。

新型は動力性能、ハンドリング性能ともに進化し、ピュアスポーツカーならではの、感性を刺激し、高揚感を引き出す走りの愉しさをいっそう際立たせたという。

全長は4265mm、全幅は1775mm、全高は1310mm(アンテナ含む。ルーフ高さは1280mm)、ホイールベースは2575mm、車両重量は1270kg(6MT仕様)。

新型の日本での発売は2021年夏の予定だ。

《高木啓》

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