VW ティグアン のロング、「オールスペース」に改良新型…5月12日発表

ホイールベースは110mm長い

標準ボディのティグアンと同様の改良が施される予定

現行ティグアンの55%がロングホイールベース車

フォルクスワーゲン・ティグアン・オールスペース 改良新型のティザーイメージ
フォルクスワーゲン・ティグアン・オールスペース 改良新型のティザーイメージ全 6 枚

フォルクスワーゲンは5月5日、改良新型『ティグアンオールスペース』(Volkswagen Tiguan Allspace)を5月12日、ワールドプレミアすると発表した。

ホイールベースは110mm長い

フォルクスワーゲンは2017年1月、米国で開催されたデトロイトモーターショー2017において、ティグアン オールスペースを初公開した。ティグアン オールスペースは、フォルクスワーゲンの主力SUV、『ティグアン』から派生したロングホイールベース車。米国市場に導入された現行ティグアンはすべて、このロングホイールベース車だ。

現行ティグアンに対して、ホイールベースを110mm延長し、リアクォーターウインドウ周辺を専用デザインとした。ロングホイールベースの採用によって、荷室容量は従来型ティグアン比で最大57%拡大している。

米国向けでは、2列シート仕様が標準。およそ180mmの前後スライドが可能で、後席乗員の快適性が高められた。3列シート仕様はオプションとなり、最大で7名が乗車できる。米国仕様車のパワートレインは、直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンのみ。最大出力184hp、最大トルク30.6kgmを引き出す。トランスミッションは8速AT。駆動方式はFFで、4WDの4モーションをオプションで用意している。

標準ボディのティグアンと同様の改良が施される予定

エクステリアに斬新なデザインを採用する。ロングホイールベースバージョンは、高度な技術的機能も備えているという。新しいコントロールシステムと先進運転支援システム(ADAS)は、さらなる利便性を追求する。さまざまなオンラインベースのサービスと機能も搭載される。そのひとつが、最新のコネクティビディの「MIB3」インフォテインメントシステムになる。

ティグアンは2007年の発売以来、600万台以上が販売されており、世界市場で最も売れているSUVのひとつになった。この成功の主な要因が、全長が220mm長いロングホイールベースバージョン、ティグアンオールスペースの2017年の発売だ。2017年の発売から2021年3月末まで、世界中で約150万台のロングホイールベース仕様車が販売されてきた。

現行ティグアンは2020年秋、初の大幅改良を受けて、改良新型が欧州で発表された。同様の改良がティグアンオールスペースにも施される予定だ。フォルクスワーゲンによると、よりシャープな外観、デジタルコックピット、包括的なコネクティビティを採用するという。

現行ティグアンの55%がロングホイールベース車

ティグアンオールスペースは、フォルクスワーゲンのベストセラー車のティグアンのロングバージョン。最大1920リットルのラゲッジコンパートメントボリュームを備えるなど、ティグアンよりもさらに広いスペースを持つ。オプションのサードシートを装備すれば、最大7名が乗車できる。

ティグアンのロングホイールベース車は、世界の2つの工場で組み立てられる。中国市場向けの『ティグアンL』は上海工場で製造される。南北アメリカ向けのLWB(ロングホイールベース)ティグアンと、ヨーロッパ向けのティグアンオールスペースは、メキシコのプエブラ工場で製造される。

フォルクスワーゲンは、これまでに生産された現行ティグアンの55%がロングホイールベース車、としている。

《森脇稔》

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