オペレーターの脳波を分析、鉱山運行管理を高度化へ 日立建機が豪社を買収

鉱山(イメージ)
鉱山(イメージ)全 3 枚

日立建機の連結子会社のウェンコインターナショナルマイニング(カナダ)は、スマートキャップテクノロジーズ(オーストラリア)を買収した。スマートキャップテクノロジーズは、ダンプトラックなどのオペレーターの脳波を分析して疲労を検知する技術を持つ。日立建機が6日に発表した。

[写真:疲労検知デバイス]

日立建機とウェンコは、スマートキャップの買収で、鉱山の安全性向上に寄与するソリューションを強化し、鉱山運行管理システムの高度化を図る。例えば、疲労状態を考慮した人員交代のタイミングや負担の少ない走行ルートを、鉱山運行管理システムが自動的に作成してオペレータに指示することができるようになる。

スマートキャップの技術は、ヘルメットなどに疲労検知デバイスを装着し、オペレーターの脳波の変化から疲労度をリアルタイムに検知する。これまで鉱山などで長距離を運転するトラックオペレーターなど5000人以上の使用実績がある。

オペレーターの疲労を検知する手法は、自動車を中心にカメラ映像を分析する方法など、さまざまな手法が提案されている。スマートキャップの技術は脳波を活用するため、オペレーターの運転中の姿勢の変化や身体的特徴などの影響を受けずに、安定して疲労度を検知できるのが強み。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ランクル最小モデル登場!トヨタ『ランドクルーザーFJ』世界初公開、日本発売は2026年央頃に
  2. ダイハツ『ロッキー』改良新型、新グリルで表情変化...インドネシアで発表
  3. どうやって駅構内に運んだ?『クロスビー』改良新型のJR浜松駅搬入の裏側をスズキが公開
  4. 特装車メーカー「トノックス」、超小型モビリティ「クロスケ」など展示へ…ジャパンモビリティショー2025
  5. 大人の秘密基地のキャンピングカー提案、「TRIP BLACK EDITION」出展へ…ジャパンモビリティショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る