福岡-鹿児島間の宅配便即日配達が可能に…九州新幹線の貨客混載が本格スタート

業務用室を利用して行なう九州新幹線の宅配便輸送。写真は800系。
業務用室を利用して行なう九州新幹線の宅配便輸送。写真は800系。全 5 枚

JR九州と佐川急便は5月10日、九州新幹線で貨客混載事業を開始すると発表した。

この事業は両社が2020年8月に基本合意して以来、実証実験が重ねられ、2021年5月18日から本格稼働することになった。

発表によると、福岡市内と鹿児島市内で集荷した荷物を、下りは『さくら407号』(博多13時13分発)、上りは『さくら402号』(鹿児島中央12時発)で輸送するとしており、福岡~鹿児島間では宅配便の即日配達が可能になるという。

この宅配便輸送と同時に、JR九州は博多~鹿児島中央間で独自に「はやっ!便」と題した荷物輸送も開始。1個あたり最大10kgまでの荷物が輸送可能で、博多駅と鹿児島中央駅での発送、受取が可能。受付から引渡しまでの時間は、下りは2時間40分~2時間45分、上りは3時間で、料金は1個900円。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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