[car audio newcomer!]BMW X2 M35i by EAST 前編…情熱が再燃したきっかけ

car audio newcomer!  BMW X2 M35i(オーナー:松室道明さん) by EAST 前編
car audio newcomer! BMW X2 M35i(オーナー:松室道明さん) by EAST 前編全 9 枚

若い頃にはオーディオのグレードアップに力を入れていたオーナーの松室さんだったが、近年は少し遠ざかっていた。しかしBMW X2への乗り換えをきっかけにオーディオに復帰。大阪府のEASTで紹介されたPRSを中心とした3ウェイシステムを組み上げた。

BMWへの乗り換えをきっかけに
純正オーディオからの脱却を目指す

若い頃からオーディオ好きだった松室さん。クルマの免許を取ると間もなくクルマを手に入れてカーオーディオのインストールを開始している。

「当時ワゴンRを買って、ナカミチやケンウッドのユニットやロックフォードのサブウーファーなどをインストールして楽しんでいました。当時からオーディオが好きでしたね」

当時、盛り上がったカーオーディオのブームにも乗っかってインストールをレベルアップさせていきパワフルなサウンドを存分に楽しんでいたオーナーだったが、その後はオーディオ熱も少し沈静化した時期もあったという。しかしあることからオーディオへの情熱が再燃することになった。

「きっかけになったのは今乗っているBMWに乗り換えたことでした。最初にBMWが納車されたときに、純正オーディオの音の悪さをスゴく気になったんです。それまで乗っていた他のクルマの純正オーディオはそれほど不満がなかったんですがBMWの音は不満でしたね。それで、オーディオのグレードアップを考えたんです」

こうしてオーディオを変更することを決意すると、かつては本格的にオーディオインストールを実施していたオーナーだけに動きはスピーディだった。別件があって訪れたEASTでオーディオの音を良くする相談をはじめて、早くも乗り気になってシステムアップのプランが始まった。

同車種に関するインターネット情報を集め
オーディオシステムアップのプランを練る

ショップでオーディオの相談をはじめると、もともとオーディオ好きだったオーナーは、自分でもインターネットで情報を調べる。

「自分と同じBMW X2に関するオーディオの情報をいろいろと検索しました。皆どんなオーディオを組んでいるんだろう、どうすれば良い音になるんだろうとかなり見ました。するとDSPを入れたシステムを組んでいるクルマや、P01のパワーアンプを使ってキッカーのスピーカーを入れてるX2など、いくつかの気になるクルマが出てきたんです」

インターネット上にあった、それらの情報を調べると、ついにショップでのインストールを実施したくなってきた。そこで再びEASTに向かいオーディオのシステムアップの相談をはじめる。

「調べていくうちにスピーカー交換に加えてDSPも導入しようと考えたんです。その時考えてきたことをEASTに行ってぶつけてみたんです。ホームページではこんなシステムがあったとか、DSPを入れるとどうだろうなど、いろいろ話をしました。その上で、ショップ店長の反応を待っていたんです」

現在の最新システムのこともそれほど詳しいわけではなかった松室さんに対して、EASTの藤原店長は松室さんのニーズに合わせたいろいろな提案を出している。ユニットの候補やシステム組みなど、いろいろな話していく中で、オーナーが引っかかるユニットがあった。

「カロッツェリアのPRSに新しいスピーカーが出ていて、これを紹介されたんですが、その時にスゴく気になったんです。このスピーカーは今まであまりないものだったし、面白そうだと思ったんです。それで迷わずこのスピーカーをメインにしたシステムを組もうと決めたんです」

6チャンネルのDSPとアンプを用意し
フロント3ウェイをマルチでドライブ

こうして、スピーカーはカロッツェリアのTS-Z900PRSに決定。ツイーターとミッドレンジを同軸に組んだCSTドライバーを持つ独特の3ウェイ構造もオーナーのそれまでの経験にはなかったユニットでもあり、そこから再生されるサウンド面にも興味があった。

「プロセッサーはヘリックスのDSP MINIをシステムに組み入れることにしました。パワーアンプはカロッツェリアのDEH-P01の付属アンプを使うシステムで決定しました」

PRSのCSTドライバーは付属のパッシブを使わずマルチ化、フロント3ウェイをマルチでドライブできるように、DSP&パワーアンプに6チャンネルを用意した。すべてが計画通りのシステムデザインとなった。

TS-Z900PRSのミッドバスはシート下の純正スペースに取り付け、CSTドライバーはドアミラー裏を加工して取り付けるスタイルとした。純正からの音質アップはもちろんだが、気になるPRSのサウンドを楽しむことが今回のインストールのテーマとなった。DSPを使って最初から各スピーカーを個別にコントロールすることにしたのもベテランらしい選択。取り付け面もシステムデザインもヘビーになりすぎないオーディオを完成させたオーナー。取り付け&DSPによる詳細な調整を施して納車を待つばかりとなった。

次回の後編では納車後のファーストインプレッションやスマホを使った再生環境を独自の整えた点など、使いやすい愛車を作る過程を含めて紹介して行くこととしよう。

土田康弘|ライター
デジタル音声に関わるエンジニアを経験した後に出版社の編集者に転職。バイク雑誌や4WD雑誌の編集部で勤務。独立後はカーオーディオ、クルマ、腕時計、モノ系、インテリア、アウトドア関連などのライティングを手がけ、カーオーディオ雑誌の編集長も請負。現在もカーオーディオをはじめとしたライティング中心に活動中。

car audio newcomer! BMW X2 M35i(オーナー:松室道明さん) by EAST 前編

《土田康弘》

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