JR西日本は5月13日、今夏に京都~新宮間で運行する『WEST EXPRESS 銀河』の運行計画を発表した。
この運行は「紀南コース」と呼ばれるもので、特急『くろしお』と同じく阪和線、紀勢本線を経由。往路の新宮行きは夜行、復路の京都行きは昼行となる。
運行開始は7月16日で、一部を除いて、往路は7月16日~12月20日の月・金曜、復路は7月18日~12月22日の水・日曜に運行される(往路は京都発基準)。
時刻は、往路が京都21時15分発~新宮9時37分着、復路が新宮12時発~京都22時24分着。
かつて165系急行型電車で運行されていた「新宮夜行」。1990年3月改正までは天王寺発着で運行されていた。途中停車駅は、往路が新大阪・天王寺・日根野・和歌山・串本・紀伊勝浦、復路が紀伊勝浦・太地(たいじ)・古座(こざ)・串本・周参見(すさみ)・白浜・海南・和歌山・日根野・天王寺・新大阪で、紀勢本線内の各駅では「おもてなし」も用意される。
日本旅行が催行する旅行商品として運行されるが、大阪方から紀勢本線新宮駅(和歌山県新宮市)まで夜行列車が運行されるのは、「新宮夜行」と呼ばれていた新大阪~紀伊田辺間普通列車の新宮臨時延長が2000年9月限りで終了して以来、およそ21年ぶりとなる。
「紀南コース」の時刻。