MINIコンバーチブル、後継車の開発を決定 2025年モデル発表へ

ブランドのフルEV化計画に続いてコンバーチブル後継車の開発を決定

最新モデルの改良新型ではフロントマスクを中心に変更

プレミアム小型車セグメントで唯一のオープントップ4シーター

MINI コンバーチブル 改良新型とMINIブランドを統括するベルント・ケルバー氏
MINI コンバーチブル 改良新型とMINIブランドを統括するベルント・ケルバー氏全 22 枚

MINIは5月12日、MINI『コンバーチブル』(MINI Convertible)の後継車の開発を決定した、と発表した。2025年に発表される予定だ。

【写真】MINI コンバーチブル(全22枚)

ブランドのフルEV化計画に続いてコンバーチブル後継車の開発を決定

BMWグループは2030年代初頭までに、MINIをBMWグループ内で最初のフルEVブランドに変える計画だ。早ければ2025年、内燃エンジン搭載モデルの導入を最後とし、以降はフルEVのみを販売する。2027年までに、フルEVをMINIの販売の50%以上とすることを目指しており、2030年代初頭までに、すべてのMINIラインナップをフルEVとする計画だ。

このブランドのフルEV化計画に続いて、MINIはコンバーチブルの後継車の開発を決定した。現行MINIコンバーチブルには、電動ソフトトップを採用する。トップの開閉時間は、およそ18秒。走行中でも30km/h以下なら、開閉できる。

現行型で初採用されたのが、ルーフのスライディング機能だ。これは、ソフトトップがクローズド状態の時、前席の頭上部分だけが開閉できる新機能となる。サンルーフのように使用でき、利便性を追求している。

最新モデルの改良新型ではフロントマスクを中心に変更

改良新型では、フロントを中心に変更を受けた。新デザインのフロントグリルは、従来よりも下方向に大型化されており、バンパーの下側まで延ばされた。最新のLEDテクノロジーを取り入れたヘッドライトを標準装備する。ナンバープレートホルダーとしても機能する中央のバンパーストリップは、従来のブラックからボディ同色に変更された。

側面では、サイドスカットルとアルミホイールが新デザインだ。このサイドスカットルには、LEDウインカーが組み込まれる。リアは、バンパーが新設計となり、英国の国旗をモチーフにしたユニオンジャックデザインのLEDテールライトを標準装備した。リアのLEDフォグランプは、バンパーに組み込まれている。

ソフトトップの色は、ブラックが標準だ。オプションで「MINI Yours」のソフトトップが選択できる。このソフトトップには、チタングレーのユニオンジャックパターンが織り込まれ、MINIブランドの本拠地の英国を表している。

MINIコンバーチブル専用の新色として、ゼスティイエローが用意された。パワフルで鮮やかなイエローが、改良新型MINIコンバーチブルのエクステリアを際立たせるという。ルーフトップグレーメタリックとアイランドブルーメタリックの2つの新色も選択できる。

プレミアム小型車セグメントで唯一のオープントップ4シーター

MINIコンバーチブルは、その斬新なエクステリア、新しい標準およびオプション装備、革新的なオペレーティングシステムにより、約30年前に始まったサクセスストーリーを続けているという。1992年、英国バーミンガムで開催されたブリティッシュモーターショーで初公開したプロトタイプが来場者に好意的に受け入れられた後、「クラシックMini」に初めて、コンバーチブルバージョンが設定された。

そして、BMWグループ傘下でのMINIブランドは2004年、初代MINIコンバーチブルを発表した。ゴーカート感覚の走りと、オープンエアの楽しみの組み合わせは、世界中の目の肥えたユーザーを興奮させてきた、と自負する。MINIのオープントップ4シーターは、世界で最も売れたコンバーチブルとなった時期もある。

現行のMINIコンバーチブルは、プレミアム小型車セグメントで唯一のオープントップ4シーターモデルになるという。MINIコンバーチブルは、ドイツ市場でとくに大きな人気を博しており、米国と英国がドイツに続く主要市場だ。2020年には、ドイツのMINIの顧客のほぼ5人に1人が、コンバーチブルを選択したという。MINIによると、ドイツや米国、英国だけでなく、世界中の他の多くの地域でも、MINIコンバーチブルの後継車の開発決定の知らせは、センセーションを引き起こす可能性があるという。

MINIブランドを統括するベルント・ケルバー氏は、「MINIコンバーチブルには、忠実なファンがたくさんいる。これは、改良新型に対する大きな需要が示している。この車両コンセプトが、将来に向けて成功することを確信している」と語っている。

《森脇稔》

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