ジャガー・ランドローバー、実質利益を確保 2021年1-3月期決算

ジャガー Fタイプ
ジャガー Fタイプ全 9 枚

ジャガー・ランドローバー(Jaguar Land Rover)は5月18日、2021年1~3月期の決算を発表した。

同社の発表によると、売上高は65億3800万ポンド(約1兆0055億円)。前年同期の54億2600万ポンドに対して、20.5%の増加となった。また、2021年1~3月期の調整後のEBIT(利払前・税引前利益)は、4億9100万ポンド(約755億円)。前年同期の1億7600万ポンドの赤字から、回復している。

2021年1~3月期の世界新車販売台数は12万3483台。前年同期比は12.4%増と、回復を果たしている。全販売台数12万3483台のブランド別の内訳は、ジャガーが2万3463台にとどまり、前年同期比は17.1%減と引き続きマイナス。ランドローバーは10万0020台を販売し、前年同期比は22.6%増とプラスに転じた。

市場別の販売実績では、中国が前年同期比127%増と大幅に増加した。一方、欧州は前年同期比4.9%減と、前年実績を下回る状態が続く。また、地元の英国も前年同期比6.8%減と減少傾向。北米は前年同期比10.4%増と、回復している。

車種別の世界販売実績では、ジャガーの場合、スポーツカーの『Fタイプ』が前年同期比55.8%増と大きく増加した。セダン系では、ミドルクラスの『XF』が28.4%増と好調。小型クラスの『XE』も、5.6%増と堅調だった。SUVでは、発売されたばかりの改良新型『F-PACE』と『E-PACE』の受注が好調という。

ランドローバーでは、新型『ディフェンダー』が全世界で1万6963台を売り上げ、販売増に貢献した。ショートホイールベースの『ディフェンダー90』の販売が開始されたこともあり、モデルチェンジを受けた新型の販売が好調だった。また、『レンジローバー』が前年同期比15.8%増、『レンジローバー スポーツ』が20.7%増、『ディスカバリー スポーツ』も28.6%増と好調だった。

《森脇稔》

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