エコだと思うカーブランド、「テスラ」が4位にランクイン…トップは「トヨタ」

テスラ モデル3(参考画像)
テスラ モデル3(参考画像)全 7 枚

ロイヤル顧客の反応可視化ツールを提供するスパコロは、「次世代自動車についての調査」の結果を発表。エコだと思うカーブランドランキングでトヨタがトップとなった。

調査は全国20~60代を対象にインターネットリサーチで実施。2255名の有効回答をまとめた。エコだと思うカーブランドランキングでは1位トヨタ(46.8%)、2位日産(31.5%)、3位ホンダ(18.9%)という結果に。また10位まで国産ブランドがひしめく中、4位にテスラ(13.1%)がランクインし、徐々にエコなカーブランドとして認知され始めているようだ。

次に価格を考慮しない前提で、「購入・買い替えの場合、環境にやさしい車(次世代自動車)とガソリン車のどちらを買いたいか」と尋ねたところ、「環境にやさしい車」(46.3%)と「どちらかと言えば環境にやさしい車」(28.4%)の合計は74.7%。これに対し「ガソリン車」(12.0%)と「どちらかと言えばガソリン車」(13.3%)の合計は25.3%。価格を気にしなくてよいならば4人に3人は「環境にやさしい車」を買いたいと考えているようだ。

購入・買い替え時の重視する点(複数回答)については、トップが「車両価格」(52.9%)。以下、「燃費」(48.8%)、「維持費」(41.1%)、「安全性能」(34.5%)が続き、費用がもっとも気になる項目となっていることが明らかになった。また、SDGs目標の「エネルギーをみんなに。そしてクリーンに」の実施意向がある人では、「燃費」(53.7%)、「安全性能」(38.2%)、「車種・タイプ」(28.5%)、「動力源・環境性能」(33.0%)、「先進技術」(27.8%)の重視度が相対的に高く、環境への意識だけではなく「安全性能」や「先進技術」のような近年のカートレンドにも敏感であることが伺える。

各社の次世代車の認知・利用状況では、トヨタの場合、認知51.6%、購入の検討17.3%、購入経験10.1%、現在利用8.2%。日産で認知40.5%、購入の検討7.9%、購入経験3.4%、現在利用2.5%。ホンダで認知28.4%、購入の検討5.8%、購入経験3.0%、現在利用2.7%。トヨタが4項目すべてで1位となった。認知者のうち2・3割が購入の検討に残り、そのうち約半分が実際に購入に至るというフローの中で、認知・購入の検討にて高い数字を誇るトヨタが市場優位を保っていることがわかる。

そんなトヨタ車のドライバーに次世代自動車に乗り換える場合のブランド選好について聞いたところ、「トヨタ車に乗り続ける」が67.5%だった一方、32.5%が「他ブランドに乗り換える」と回答した。トヨタ車以外のブランドの内訳は、1位日産(21.3%)、2位ホンダ(11.6%)、3位レクサス(6.5%)。次世代自動車利用率の最も高いトヨタでもドライバーの3人に1人は他ブランドを選択することがわかる結果となった。

近い将来、AppleやGoogle、Sonyが自動車産業に参入するのではないかと言われているが、最後に新規参入したら乗りたいブランドを調査したところ、上位から「アップル」(15.5%)、「ソニー」(13.9%)、「パナソニック」(10.3%)、「Google」(8.4%)、「シャープ」(4.1%)という結果となった。選択理由として、各ブランドともに、既存の自動車メーカーにない自動車を開発してくれるのではないかという期待を寄せるコメントが多く寄せられている。

《纐纈敏也@DAYS》

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