ポルシェ、車の内部を“透視”できるARアプリ開発…タイカンの解説

ポルシェが開発した「タイカンARイベントアプリ」のイメージ
ポルシェが開発した「タイカンARイベントアプリ」のイメージ全 18 枚
ポルシェ(Porsche)は5月21日、EVスポーツカーの『タイカン』のテクノロジーを拡張現実(AR)で紹介するアプリ「タイカンARイベントアプリ」を開発した、と発表した。

このアプリを利用すると、タイカンの詳細を掘り下げ、EVスポーツカーのエンジニアリング、独自のテクノロジー、高度な充電インフラストラクチャについて、知ることができるという。

ポルシェは、ドイツ・フランクフルトを拠点とする複合現実の専門集団、「NSYNK」とのコラボレーションによって、スマートフォンでタイカンの内部を透視するかのように見ることを可能にした。タイカンARイベントアプリは、フルEVスポーツカーのメカニズムを、拡張現実によって詳細に確認できるように開発された。

これにより、ユーザーは映像と音を使用して、タイカンを特別なものにしているエンジニアリングの詳細、技術、充電インフラストラクチャを理解することができるという。

ポルシェによると、EVなど自動車のメカニズムを示すには従来、カットモデルを製作する必要があった。しかし、これはコストがかかり、エンジニアは手作業でカットモデルを作らなければならなかった。また、輸送に不向きで、非常に壊れやすいという欠点もあった。

タイカンARイベントアプリは、カットモデルよりも柔軟かつインタラクティブな方法で、車両のエンジニアリングの詳細をより多く表示できる、としている。

《森脇稔》

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