BMWが安全性や快適性をアップデート…PHVには専用エンブレム 7月から欧州で

1シリーズは荷室容量が40リットル増加

最新のレーン・ディパーチャー・ウォーニング

ナノ粒子フィルターを備えた4 ゾーンオートエアコン

PHVに新しいデザインアクセントを採用

BMW 1シリーズ
BMW 1シリーズ全 13 枚

BMWは5月26日、2021 年7月から欧州向けの複数のモデルでアップデートを実施すると発表した。

1シリーズは荷室容量が40リットル増加

BMW『1シリーズ』では、「ストレージパッケージ」のアップグレードが行われる。2021 年 7 月以降、BMW 1 シリーズにオプションのストレージパッケージには、新しいカーゴ機能が導入され、ラゲッジコンパートメントの多様性がさらに広がる。後席の背もたれが最も直立したポジションでも、ラゲッジ ルームの容量が約 40リットル増加する。それでいて、快適な座り心地も確保しているという。さらに、BMW 1 シリーズのストレージパッケージには、ラゲッジルームの右側に収納ネットが装備される予定だ。

さらに、BMW 1 シリーズには、ボディカラーに新色として、スナッパーロックスブルーメタリックが用意される。BMW 『2 シリーズグランクーペ』には、新色として、フィトニックブルーメタリックとスカイスクレイパーグレーメタリックの 2 種類が追加されている。

最新のレーン・ディパーチャー・ウォーニング

2021 年 7 月から、「レーン・ディパーチャー・ウォーニング(車線逸脱警告システム)」の最新バージョンが、『3 シリーズ』、『4 シリーズ』、『5 シリーズ』、『6 シリーズ』、『7 シリーズ』、『8 シリーズ』で選択できるようになる。この最新バージョンは、『X5』、『X6』、『X7』、『M3セダン』、『M4クーペ』、『M4カブリオレ』、『M5』、『M8クーペ』、『M8カブリオレ』、『M8グランクーペ』には、標準装備される。

最新のレーン・ディパーチャー・ウォーニングでは、さまざまな運転状況にさらに正確に適合する機能のおかげで、快適性と安全性の向上にこれまで以上に貢献することを目指した。具体的には、速度が70km/hを超えると、カメラベースのシステムがドライバーの意図しない車線変更を回避する。さらに、「ステアリングインパルス」は、ステアリングホイールを振動させてドライバーに警告し、車両を車線内の正しい位置に戻すことを支援する。車線の幅が2.6m未満で、センターラインのない狭い田舎道では、ステアリングインパルスは無効になる。

ナノ粒子フィルターを備えた4 ゾーンオートエアコン

5 シリーズ、『6 シリーズグランツーリスモ』、M5 には、2021年7月から、新機能として、ナノ粒子フィルターを備えた 「4 ゾーン・オートマチック・クライメート・コントロール」がオプション設定される。

この4 ゾーン・オートマチック・クライメート・コントロールにより、運転席と助手席、後席の左右の空調の温度と風量を個別に制御できる。最新バージョンには、ナノ粒子フィルターも採用されており、ナノフリースと活性炭層を使用して、室内の空気の質をさらに向上させる。ナノファイバーフィルターテクノロジーは、補助換気機能の使用時にも有効。これにより、出発前に車内の空気を素早くきれいにすることができるという。

ナノ粒子フィルターを備えた 4 ゾーン・オートマチック・クライメート・コントロールは、X7 、7 シリーズ、8シリーズ、X5、X6、X5M、X6M、M8シリーズに標準装備。7 月からは、5 シリーズ、6 シリーズグランツーリスモ、M5でも利用できるようになる。

PHVに新しいデザインアクセントを採用

2021 年 7 月から、3 シリーズ、5 シリーズ、7 シリーズ、X5 のプラグインハイブリッド車(PHV)は、エクステリアとインテリアの新アクセントで、非電動モデルとの違いが強調される。テールゲートとフロントサイドウォールの充電ソケットカバーには、新たに「electrified by i」のエンブレムが装着される。さらに、ボンネット、テールゲート、ホイールハブ、ステアリングホイールの BMWエンブレムには、BMW i ブルーサラウンドが配される。

BMW『5 シリーズツーリング』のPHVには、軽量アルミホイールをオプション設定する。PHVの3モデルには、18インチのアルミホイールを標準装備。2021 年 7 月からは、5 種類の異なる19 インチアルミホイールも選択できる、としている。

《森脇稔》

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