解体される車両工場の登録有形文化財を巡るツアー…JR四国多度津工場が大規模設備更新へ

特別公開される多度津工場の登録有形文化財群。いずれも2012年8月に指定された。
特別公開される多度津工場の登録有形文化財群。いずれも2012年8月に指定された。全 2 枚

JR四国は6月7日、多度津工場(香川県多度津町)内の登録有形文化財などを巡る特別ツアーを7月10・11日に実施すると発表した。

同工場内には明治時代の1888年に建築された「職場15号」と呼ばれる作業場をはじめ、7棟もの登録有形文化財が残っているが、工場の大規模設備更新に伴ない取壊しが予定されている。

多度津駅発着で行なわれる今回のツアーは、産業遺産学会の案内人と巡るもので、各日25人を募集する。旅行代金は5800円で、申込みはJR四国旅の予約センターで受け付けている。

多度津工場は、丸亀~多度津~琴平間の前身である讃岐鉄道が1889年に設けたもので、四国唯一の鉄道車両工場として130年以上の歴史を持つが、近年は設備の老朽化が著しく、2018年2月には正門脇にあった築70年の「本場」と呼ばれる木造事務所が解体されている。

工場の大規模修繕は2021年3月に国からの支援継続決定を受けて計画され、保存されていた準鉄道記念物の2軸古典客車「ロ481号」が4月に高知県佐川町へ移設されている。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. スバルマークの方が似合う? 新型ダイハツ『ムーヴ』のスバル版にSNSも注目!
  2. トヨタ RAV4 新型、PHEVのEV航続は150km
  3. 日産の新型セダン『N7』、発売50日で受注2万台を突破
  4. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  5. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  2. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  3. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
ランキングをもっと見る