ヤマハ発動機、スマート農業ソリューション開発へ…豪州スタートアップと共同で

ブドウ果樹園でUGV走行試験
ブドウ果樹園でUGV走行試験全 2 枚
ヤマハ発動機は6月9日、豪州のスタートアップ The Yield社とスマート農業に関する共同開発契約を締結し、デジタル技術とロボティクスを活用したスマート農業ソリューションにより生産性向上を目指すと発表した。

The Yield社は、デジタル技術を活用して農業分野の課題解決を目指す豪州のスタートアップ企業。同社の開発した「Sensing+」はセンサーとデータ分析を組み合わせることで、薬剤散布やかんがい、収穫など、農業における重要作業のタイミング決定を支援するソリューションを提供している。

今回の共同開発は、画像データ収集を通じた作物の生育状況把握による収穫量予測モデルの精度向上と、局地気象データとロボティクス技術の組み合わせによる自動薬剤散布の効率最適化が狙い。

ヤマハ発動機の農業用UGV(無人走行車両)や農作業自動化技術と、The Yield社の持つIoT、データサイエンス、AI技術を組み合わせた新たな農業自動化ソリューションの技術開発を目指し、スマート農業分野の事業開発を推進する。

さらに大手ワインメーカーである豪州・トレジャリー・ワイン・エステーツ社とも連携。豪州および米国西海岸の圃場で多くのデータ収集・実験を実施することで、開発スピードと精度の向上を図る。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  2. 【プジョー 3008 新型試乗】全身鋼のような硬さに満ち溢れる。これが新時代のプジョーか…中村孝仁
  3. 「思ったよりだいぶ安い」トヨタ『GRヤリス』に新登場、エアロパフォーマンスパッケージに絶賛の声
  4. メルセデスベンツ初のEVワゴン、CLAシューティングブレーク新型…IAAモビリティ2025
  5. メルセデスベンツ『Cクラス』次期型を予告、光る大型グリル採用…初のEVも設定へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る