【ニュル24時間】14時間半の中断、アイフェルスプリントを制したのはマンタイ・ポルシェ

ニュルブルクリンク24時間耐久レース:総合1位の#911 マンタイ・ポルシェ
ニュルブルクリンク24時間耐久レース:総合1位の#911 マンタイ・ポルシェ全 9 枚

イベント史上最短の走行距離になった「ADAC TOTAL 24レース」=ニュルブルクリンク24時間耐久レースだった。6月5~6日の決勝は途中14時間半の中断を挟み、#911 マンタイ・ポルシェ(911 GT3 R)が総合1位でゴールインした。フィニッシュドライバーはケビン・エストレ。

【画像全9枚】

土曜日の夜、21時29分、レースオフィシャルのヴァルター・ホーンヌンクが赤旗を掲示して、アイフェルのコースに静寂が訪れた。濃霧のため中断との判断だ。「夜間のレースは24時間レースならではだから、止めたくはなかった。だが、天候がそれを許さなかった。安全が最優先だ」とホーンヌンクは語る。すでに15時30分のスタート時点から、霧と雨がコースを覆っていた。

優勝したマンタイ・ポルシェのミカエル・クリステンセン選手も「霧が出て、路面は濡れて、オイルもところどころ混ざっていたから、状況は簡単ではなかった。そのうち運転は無理になっただろうから、赤旗は正しい判断だ」と同意する。

レースは日曜日の正午に再スタート、ゴールまで残すは3時間半だ。“アイフェルマラソン”は“アイフェルスプリント”2ヒートとなってしまった。今回のレースは周回数59周、走行距離1497.302kmでイベント史上最短距離となった。それまでの最短記録は1992年の76周だったから大幅な記録短縮だ。24時間の予定のうち実際に車輪が回っていたのは9時間半、優勝したマンタイの平均速度は62.206km/h……。ニュルブルクリンク24時間耐久レースニュルブルクリンク24時間耐久レース

マンタイ・ポルシェは、通算7度目のニュルブルクリンク24時間耐久レース優勝でチーム創立25周年を祝った。総合2位は#98 ローヴェBMW(M6 GT3)で、タイム差は8.8秒。この数字はイベント史上2番目の僅差だ。3位は#7 ゲットスピード・メルセデスAMG(GT3)となって、3つのブランドで表彰台をシェアした。121台がスタートし、完走は99台だった。

次回は50回の記念すべき開催となる。参加者、主催者、ファンの誰もが満員のスタンドと24時間フルで走り続けるレースを期待しているはずだ。

《高木啓》

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