[カーオーディオの始め方]アンプ内蔵DSPからスタート その3

メルセデス-ベンツの室内。欧州車でも、パワーアンプ内蔵DSPの導入は有効手の1つだ。
メルセデス-ベンツの室内。欧州車でも、パワーアンプ内蔵DSPの導入は有効手の1つだ。全 2 枚写真をすべて見る

カーオーディオシステムのグレードアップに興味を持つドライバー諸氏に、その“始め方”を紹介している当特集。今回も前回に引き続いて、パワーアンプ内蔵DSPの導入から入るアプローチについて解説していく。さて、これが向いているクルマや、お薦めモデルとは…。

それらを知るべく、群馬県伊勢崎市の“トゥービースタイル”と奈良県大和郡の“ブリーズ”を取材した。参考になる話がたっぷり訊けた。じっくりお読みいただきたい。

特にBMWやメルセデス-ベンツ等の欧州車オーナーにお薦め!

最初に、群馬県伊勢崎市の人気店、“トゥービースタイル”の松下さんに訊いた話から紹介していく。

「初めてご来店される方の多くはスピーカー交換をご希望されるのですが、パワーアンプ内蔵DSPの導入から始めるというのも、1つの選択肢に成り得ます。

特に、欧州車に乗られている方にはお薦め度が高いです。欧州車の多くはドアの上部にフルレンジスピーカーが、そして足元やシート下にミッドローが装着されているのですが、このパターンはスピーカーレイアウト的な音響コンディションがあまり良くありません。しかしDSPを導入すれば、サウンドに補正をかけられます。音響的な不利要因を整えることができ、聴こえ方を改善できます。

また欧州車では純正システムに外部パワーアンプが組み込まれている車種も少なくなく、そうであるとスピーカー交換がしにくくなります。そのようなシステムではクロスオーバーが設定されていますので、交換するスピーカーがその設定にマッチするとは限りません。対してDSPの導入では、確実な効果が見込めます。失敗がありません。そして、後からスピーカー交換もしやすくなります。交換するスピーカーに応じた最適なクロスオーバー等を設定できますから」

予算と将来的なシステム発展プランを見据えてベストなチョイスを♪

「具体的に製品名を挙げるとすると、まずはマッチの各モデルがお薦めです。マッチからは、コントロールできるch数と内蔵されているパワーアンプのch数が異なるモデルが各種リリースされていますので、ご予算と将来的なシステム発展プランに合わせてベストなモデルを選べます。ちなみにもっともリーズナブルなモデルは『M-5DSP MKll』(税抜価格:9万5000円)で、当機では7chがコントロールでき内蔵パワーアンプは5ch分が確保されています。これでもベーシックなシステムには十二分に対応します。

ちなみにマッチは、BMWとメルセデス-ベンツ用のオプションケーブルもラインナップしていますので、それが使える車種であれば取り付けコストも抑えられます。

あとはオーディソンの『プリマシリーズ』の各機も使いやすいです。リーズナブルですし。そしてバリエーションも豊富ですから、ご自分に向いたモデルを選べます。

なお、純正オーディオが取り外せない国産車にお乗りの方にも、パワーアンプ内蔵DSPの導入はお薦めです。システムにコントロール機能を足そうと思ったとき、パワーアンプ内蔵DSPなら手軽にシステムアップが果たせます。

ご来店いただけましたら、さまざまな入門プランをご提案させていただきます。ぜひお気軽にお越しください」

“プラグアンドプレイ”の製品群。同社は2機種のパワーアンプ内蔵DSPをラインナップしている。

プレミアムオーディオシステムからのステップアップに有効!

続いては奈良県大和郡の実力店、“ブリーズ”の木村さんに訊いた話を紹介していく。

「スピーカー交換から始められる方が多いのですが、パワーアンプ内蔵DSPの導入からスタートされる方もいらっしゃいます。例えば、純正オプションのプレミアムオーディオシステムを装着されている方に選ばれることが多いです。そのサウンドをさらに良くしたいと考えたとき、プレミアムオーディオシステムのスピーカー等を活かしながらさらなる良化を図れますから。

というのも、パワーアンプ内蔵DSPを導入すると高度なコントロール機能をシステムに付与でき、音響的な不利要因の改善が可能となります。例えば、カーオーディオではリスニングポジションが左右のどちらかに片寄りますので、ステレオの効果が希薄になりがちです。しかしDSPを用いれば、ステレオイメージを再現しやすくなります。結果、音像が立体的に目の前に浮かび上がります。

プレミアムオーディオを積んでいる方でなくても、ステレオイメージの再現性を重視されるのであればパワーアンプ内蔵DSPの導入は有効です。そしてその後にスピーカー交換をすると、その性能を一層引き出せます」

純正スピーカーケーブルを活用すれば、低コストでインストールを完了できる!

「機種名を具体的に挙げるならまず、プラグアンドプレイの『PLUG&PLAY 640』(税抜価格:5万5000円)がお薦めです。

当機は何と言ってもリーズナブルです。そして使い勝手も良好で、しかもコンパクトなのでインストール性も高いです。性能的にも不足ありませんし。6chをコントロールでき、内蔵パワーアンプは4ch分が確保されているので、フロントスピーカーとリアスピーカーの両方を内蔵パワーアンプで鳴らせます。

その場合には、スピーカーケーブルも純正のものをそのまま使えば、取り付け工賃も少なくて済みます。場合によっては、スピーカー交換よりもトータルのご予算を抑えられるかもしれません。

また、より高度なシステムレイアウトの構築が視野に入っている場合には、ヘリックスの『M-FOUR DSP』(税抜価格:7万円)がお薦めです。当機も内蔵パワーアンプのch数は“4”なのですが、コントロール可能なch数は“10”が確保されています。また当機は、外部パワーアンプが組み込まれた純正オーディオにも対応します。最大3ウェイのスピーカー出力をフルレンジの信号にミックスできます。

お近くでしたらぜひお気軽にご来店ください。ご希望に応じた入門プランをさまざまご提案させていただきます。お待ちしています」

教えて、プロショップ! カーオーディオの“始め方” Part4「アンプ内蔵DSPからスタート!」 その3

《太田祥三》

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