米マキシム、ADAS向け車載用ウィンドウ電圧モニタを発表…内蔵セルフテスト搭載

マキシム シングルウィンドウ電圧モニタ「MAX16137」(イメージ)
マキシム シングルウィンドウ電圧モニタ「MAX16137」(イメージ)全 1 枚

米マキシム社は6月14日、先進運転支援システム(ADAS)向けに、複雑性を低減しソリューションサイズを縮小できる内蔵セルフテスト(BIST)搭載のシングルウィンドウ電圧モニタ「MAX16137」を発表した。

このウィンドウモニタICは、低電圧と過電圧の両レベルのウィンドウを1%の精度でモニタすることで強固な保護を実現するとともに、高度なセルフテストおよびリセット機能を提供。システム全体にわたる機能安全を短期間で実現する。また、MAX16137はソリューションサイズを半減。設計の複雑性を低減する。

機能安全規格は自動車設計の方向性を決定付ける指針となっており、電圧モニタは電源の健全性をレポートする上で重要な役割を果たしている。さらに、これらのシステムはセルフテスト回路を内蔵して信頼性の高い動作を保証する必要がある。MAX16137は、電源の診断機能とそのセルフテストの両方をチップレベルで提供。ADASなどの自動運転用途にて、システム全体にわたる機能安全の短期間での実現を支援する。

MAX16137のBIST機能は外部回路の必要なく監視回路の機能をチェックするため、設計の複雑性を低減。その結果、MAX16137は類似の競合ソリューションに比べてサイズを50%縮小する。監視回路ICは、インフォテインメント、ボディエレクトロニクス、電源、電気自動車の電力パワートレイン、IoTシステムなど、さまざまな車載用システムの設計に組み込むことができる。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. メルセデスベンツの主力SUV『GLC』、新型を9月に世界初公開へ
  2. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  3. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  4. カワサキ『Ninja ZX-25RR』を日本初導入、価格は105万2700円 スタンダード版「25R」は廃止
  5. その名の通り1000馬力! 新型スーパーカー『ブラバス1000』発表、AMG GTのPHEVをさらに強化
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る