上場部品メーカー60社合計の2021年3月期は減収増益…部工会調べ

トヨタ自動車高岡工場
トヨタ自動車高岡工場全 1 枚

日本自動車部品工業会は6月21日、2020年度通期の自動車部品工業の経営動向を発表した。

会員企業のうち、上場企業で自動車部品の売上高比率が 50%以上で前年同期との比較が可能な60社の2021年3月期の決算短信を集計・分析したもの。

それによると60社合計の売上高は前年同期比9.6%減の21兆8457億円、営業利益が同13.2%増の7244億円と減収増益となった。

2020年度の世界の自動車生産台数は新型コロナ禍の影響で同7%減の7919万台と減少し、国内自動車生産も同7.6%減となったことから自動車部品の売上げも減収だった。部品各社の固定費削減などの体質改善策の効果で増益となった。ただ、個別では減収減益となったのが60社のうち48社を占めた。減収増益だった10社が全体の収益増を引っ張った。主に業績好調だったトヨタ自動車系サプライヤーと見られる。

また、2022年3月期業績見通しを公表した46社の売上高の合計は同11.0%増の22兆1738億円、営業利益が同74.5%増の1兆2891億円と増収増益となる見通し。個別では増収減益を予想する1社を除いて45社が増収増益を予想している。

《レスポンス編集部》

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