アルファロメオ(Alfa Romeo)は、6月16~19日にイタリアで開催された「ミッレミリア2021」において、1929年製のアルファロメオ『6C1750スーペルスポルト』が優勝した、と発表した。同車を含めて、公式チームからエントリーした50台のクラシックカー全車が完走している。
「ミッレミリア」は、1927年に始まったイタリアの伝統的公道レースだ。北部のブレシアを起点にローマへ南下し、再び北上して、ブレシアでゴールする。総走行距離が1000マイル(約1600km)であることから、ミッレミリアと呼ばれる。
ミッレミリアは1957年に起きた大事故により、レース開催が中止されたが、1977年に復活した。現在はクラシックカーが往年の姿のまま出走するエキシビション(タイムトライアル)レースとして、人気を集めている。
ミッレミリア2021には、複数の自動車ブランドが参加した。中でもアルファロメオはここ数年、ミッレミリアの公式パートナーとなっており、今年はアルファロメオのヘリテージ部門のエンジニアの支援を受けて、50台のクラシックアルファロメオがエントリーした。
「ミッレミリア2021」に参加したアルファロメオミッレミリア2021を制したのは、1929年製のアルファロメオ『6C1750スーペルスポルト』だった。同車を含めて、公式チームからエントリーした50台全車が完走を果たした。アルファロメオの公式チームのすべての車両は、ヘリテージ部門の絶え間ないサポートもあって、フィニッシュラインを通過した、としている。