自家用自動車を使った有償輸送の規制を緩和へ 実証実験しやすく

(イメージ)
(イメージ)全 1 枚

国土交通省は6月22日、地域の移動手段を確保するため、市町村などが期間を限定して、自家用自動車を使った有償輸送の実証実験について、規制を緩和すると発表した。

市町村が地域の移動需要を把握するための自家用自動車を使った実証実験を有償で実施するには、短期間でも、道路運送法に基づく許可または登録などの手続が必要。このため、無償による実証実験が実施されているが、有償での輸送需要を予測し、持続可能性を検証するための実証実験を行えないなどの支障が生じている。

また、地域で移動に困難が生じている場合でも、市町村が人員などの都合で旅客自動車運送事業の許可・自家用有償旅客運送の登録に要する手続きを迅速に実行できないという課題もある。

今回、市町村が期間を限定し、地域の関係者間の協議の下、運送開始に先駆けて地域の移動需要を把握するために行う自家用自動車による有償輸送の実証実験は「公共の福祉を確保するためやむを得ない場合」に該当するとし、有償運送の規制を緩和して許可基準を定めることにした。

許可基準によると自家用自動車で有償で輸送できる運送主体は、市町村、特定非営利活動法人などで、期間を限定した社会実験。原則、市町村の区域内の運送となる。料金は燃料費など実費の範囲内で、運送期間は1年以内。。

パブリックコメントを実施した上で7月下旬に施行する。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 内装はまるで「地中海のヨット」! VWが新型キャンピングカー『グランドカリフォルニア』発表へ
  2. トヨタ、愛知県豊田市に新車両工場を建設へ…2030年代初頭稼働めざす
  3. もしも「タイプ992」が初代911をオマージュした世界線だったら…? ウクライナのデザイナーが再解釈
  4. 日産『エクストレイル e-POWER』、338馬力デュアルモーターの「e-4ORCE」をインドネシア投入
  5. まさに水上のスポーツカー!ブラバスの「電動ジェットボード」登場、世界77台限定で340万円
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
  5. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
ランキングをもっと見る