BMW X3 改良新型、マーベル映画最新作『ブラック・ウィドウ』に起用 7月公開

表情が一新されたフロントマスク

タッチ機能付きの10.25インチのコントロールディスプレイ

360hp直6ターボ搭載の高性能グレード「M40i」を起用

BMW X3 改良新型と映画『ブラック・ウィドウ』
BMW X3 改良新型と映画『ブラック・ウィドウ』全 8 枚
BMWは6月25日、改良新型『X3』が7月9日(日本では7月8日)に公開される映画、『ブラック・ウィドウ』に起用されると発表した。映画『アベンジャーズ』シリーズを手がけてきたマーベル・スタジオの最新作が『ブラック・ウィドウ』だ。

◆表情が一新されたフロントマスク

改良新型X3の外装は、フロントとリアのデザインが変更された。キドニーグリル、ヘッドライト、前後バンパーを新設計した。テールライトには、新しいグラフィックを採用する。アンダーボディプロテクションや専用サイドスカートも標準装備している。

フロントでは、新デザインのキドニーグリルをはじめ、約10mmフラットになったヘッドライト、新形状のフロントバンパーで表情を一新する。キドニーグリルは従来よりも大型化され、単一構造のフレームで囲まれている。ヘッドライトにはフルLEDテクノロジーを導入した。マトリックス機能を備えた「アダプティブLEDヘッドライト」がオプションで選択できる。最大で前方650mの距離を照らす「BMWレーザーライト」も、新たにオプション設定されている。

フロントバンパーの左右の三角形フレームには、垂直にエアインテークが配置された。キドニーグリルとアンダーグリルの間のパネル面積が従来よりも大きくなり、この部分にナンバープレートが装着される。リアでは、フルLEDテールライトがブラックで縁取られた。スリムな赤いライトグラフィックは3Dデザインで、ウインカーが組み込まれる。テールゲートやリアバンパーも新デザインとした。新設計されたアンダーボディプロテクションは、改良新型の力強さを表現したもの。テールパイプも大型化されており、よりスポーティで力強い存在感を追求している。

◆タッチ機能付きの10.25インチのコントロールディスプレイ

改良新型のインテリアには、新型『4シリーズクーペ』と共通デザインのセンターコンソールが採用された。タッチ機能を備えた10.25インチのコントロールディスプレイは、全車に標準だ。オプションで12.3インチのタッチディスプレイも選択できる。

新デザインのスポーツシートや、3ゾーン制御機能付きのオートエアコンを採用した。センターコンソールには、カップホルダーに加えて、新設計のコントロールセクション、シフトレバー、スタート/ストップシステムのボタン、電動パーキングブレーキ、ヒルディセントコントロール、各種ドライビングエクスペリエンス機能を操作する「BMWコントローラー」が配置された。エンジンスタートボタンも、ここにレイアウトされている。

空調ダクトには、新たにメッキトリムをあしらった。オプションのアンビエントライトには、ダッシュボードの装飾トリム上部のコンターライトと、アクセントトリムの下を照らすアンビエントライトを備えている。

◆360hp直6ターボ搭載の高性能グレード「M40i」を起用

映画『ブラック・ウィドウ』に起用される改良新型X3は、高性能グレードの「M40i」だ。M40i は、BMW M社が手がける「M パフォーマンスオートモビル」が開発した高性能モデルとなる。

改良新型X3のM40iグレードには、直噴3.0リットル直列6気筒ガソリンターボエンジンを搭載する。Mパフォーマンスオートモビルの手によって、高回転化やさらなるスムーズさを求めて、チューニングが施された。その結果、最大出力は360hp/5200~6500rpm、最大トルクは51kgm/1900~5000rpmを引き出す。トランスミッションは8速「ステップトロニックスポーツ」、駆動方式は4WDの「xDrive」。M40iは0~100km/h加速4.9秒、最高速250km/h(リミッター作動)の優れた性能を発揮する。

M40i には、48Vのスタータージェネレーターを含むマイルドハイブリッドテクノロジーを搭載した。回生ブレーキによって得られ、48Vバッテリーに蓄えられたエネルギーは、12Vの車載電装品への電力供給に加えて、最大11hpのパワーを発揮する電気ブーストにより、エンジンのパワーをアシストする。

内外装は、Mパフォーマンスオートモビルらしく、スポーティな演出が施される。専用エアロパーツ、Mスポーツエグゾースト、20インチアルミホイール、スポーツシートなどを装備した。足回りは、MスポーツブレーキやMスポーツサスペンション、フロント245/45R20、リア275/40R20タイヤで強化されている。

《森脇稔》

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