ロータスから25年ぶりトラックレース用自転車、英国代表チーム向けに共同開発…東京2020オリンピック

ロータスカーズが「東京2020オリンピック」に参加する英国代表チームのために共同開発したトラックレース用自転車
ロータスカーズが「東京2020オリンピック」に参加する英国代表チームのために共同開発したトラックレース用自転車全 12 枚

ロータスカーズ(Lotus Cars)は6月28日、「東京2020オリンピック」に参加する英国代表チームが使用するトラックレース用自転車の映像を公開した。

このトラックレース用自転車は、ロータスカーズを擁するグループロータス傘下のロータスエンジニアリングとホープテクノロジー社が共同開発した。ロータスエンジニアリングは、自転車部品メーカーのホープテクノロジー社と提携を結び、自転車事業におよそ25年ぶりに進出した。ホープテクノロジー社は、英国に本拠を置く自転車部品メーカーだ。ランカシャーの本社でおよそ30年にわたって、自転車向けコンポーネントの設計、生産、テストを行っている。

1990年代、ロータスはトラックレース用自転車、ロータス「タイプ108」を開発し、1992年のバルセロナ・オリンピックにおいて、英国のクリス・ボードマン選手が4km個人追い抜き決勝で金メダルを獲得した。また、同選手は、1994年のツール・ド・フランスに出走し、初出場でありながら、プロローグタイムトライアルにおいて、ステージ優勝を成し遂げている。

ロータスエンジニアリングとホープテクノロジー社は、研究開発、データ分析、ノウハウ共有などの共同プログラムに取り組み、軽量で空力性能に優れ、高度な素材を使用した新世代の自転車をデザインした。共同開発されたトラックレース用自転車は、ロータスエンジニアリングが、フロントフォークとハンドルバーを手がけた。ホープテクノロジー社は、フレームを開発した。

そのデザインは、選手と自転車のエアロダイナミクスを最適化することを重視した。サスペンションは、選手の膝の真正面になるよう設計されており、選手の周りの空気の流れを最適化する、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
  2. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  3. 世界初の「破壊不可能ホイール」って何だ!? テスラ向けパーツ手掛ける米メーカーが開発
  4. 旧型Z34『フェアレディZ』用車高調がリニューアル、ブリッツ「DAMPER ZZ-R」シリーズがDSC Plusに対応
  5. リトラと決別した「ワイルド・キャット」、3代目ホンダ『プレリュード』【懐かしのカーカタログ】
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る