フィアット 500X に初のキャンバストップ装備…欧州発表

スイッチ操作により数秒でキャンバストップが開く

欧州発売記念限定車の「ヨットクラブカプリ」を設定

「YACHT CLUB CAPRI」の公式ロゴマークが随所に

フィアット 500X ヨット の「ヨットクラブカプリ」
フィアット 500X ヨット の「ヨットクラブカプリ」全 18 枚

フィアットは7月1日、「500Xヤッティング」(Fiat 500X Yachting)を欧州で発表した。フィアットの小型SUV、『500X』初のオープンバージョンとなる。

スイッチ操作により数秒でキャンバストップが開く

フィアット 500X ヨット の「ヨットクラブカプリ」フィアット 500X ヨット の「ヨットクラブカプリ」

フィアット500Xは、欧州でオフロードテイストを強調した「クロス」、スポーティ性を強化した「スポーツ」とラインナップを拡大してきた。

欧州で新たに追加された500Xヤッティングでは、頭上のスイッチを押すことにより、数秒でキャンバストップが開き、オープンエアが楽しめる。フィアットはすでに、『500』にキャンバストップを備えた『500C』をラインナップしており、500Xヤッティングにも同じアイデアが採用されている。ただし、リアウインドウ部分まで全開にできる500Cとは異なり、500Xヨットはルーフ部分だけが開く。

フィアット 500X ヨット の「ヨットクラブカプリ」フィアット 500X ヨット の「ヨットクラブカプリ」

欧州発売記念限定車の「ヨットクラブカプリ」を設定

500Xヤッティングには、欧州発売記念限定モデルとして、「ヨットクラブカプリ」が設定される。ヨットクラブカプリは、イタリアを代表するリゾート地、カプリ島で1999年に設立された。ヨットクラブカプリは、イタリアのセーリング連盟に加盟しており、イタリアで最も権威のある40のセーリングクラブのひとつとされ、セーリングスポーツ活動の促進に取り組んでいる。

フィアット 500X ヨット の「ヨットクラブカプリ」フィアット 500X ヨット の「ヨットクラブカプリ」

500Xヤッティングの欧州発売記念限定モデルとして設定されるヨットクラブカプリでは、専用の特別なカラーリングを備えたコレクターズエディションを目指しているという。ボディカラーは専用の「ブルーベネチア」で、ブルーのソフトトップを組み合わせる。ドアミラーカバーやドアハンドルは、ブラッシュドクローム仕上げとした。ウエストラインには、ブルーとシルバーのラインが配された。これは、ヨットの船体の美しいラインを彷彿とさせるものだという。足元には、シーブルーのデザインキューを備えた18インチの軽量アルミホイールを装備している。

インテリアは、セーリングにインスパイアされたエレガンスを追求した。500のロゴを青い刺繍で施した白いソフトタッチシート、「ヨット」のロゴ入りのアルミ製ドアシルプレート、マホガニーのダッシュボードなど、高級ヨットのデザインモチーフが取り入れられた。天然のウッド素材を、高度なテクノロジーと組み合わせている、と自負する。キーカバーも、ブルーのボディカラーを彷彿とさせる専用デザインとした。

フィアット 500X ヨット の「ヨットクラブカプリ」フィアット 500X ヨット の「ヨットクラブカプリ」

「YACHT CLUB CAPRI」の公式ロゴマークが随所に

フロントフェンダーには、シルバーの「YACHTING」のエンブレムが配された。ドアのピラー部分やリアゲート、センターコンソールには、「YACHT CLUB CAPRI」の公式ロゴマークがあしらわれる。限定車を示すシリアルナンバーも添えられる。

フィアット 500X ヨット の「ヨットクラブカプリ」フィアット 500X ヨット の「ヨットクラブカプリ」

コネクティビティの面では、Appleの「CarPlay」とグーグルの「AndroidAuto」、Uconnectの7インチHDタッチスクリーンラジオ、リアパーキングセンサー、レインセンサーが装備されている。

パワートレインは、2種類のEuro 6D-Final適合ガソリンエンジンとして、1.0リットル(最大出力120hp)と1.3リットル(最大出力150hp)の「Firefly」を設定する。2種類のマルチジェットディーゼルエンジンも用意されており、1.3リットル(最大出力95hp)と1.6リットル(最大出力130hp)が選択できる。

フィアット 500X ヨット の「ヨットクラブカプリ」フィアット 500X ヨット の「ヨットクラブカプリ」

なお、フィアットは、500Xヤッティングの発表に合わせて、「Dolce vita(ドルチェヴィータ)」をテーマにした映像を公開した。Dolce vitaは、イタリア語で「甘い生活」を意味する。フェデリコ・フェリーニ監督の伊映画『La dolce vita』(1960年、邦題『甘い生活』)で一躍広まったこの言葉は、大人のアバンチュールを象徴したもので、快楽主義的な志向を含んでいるという。

《森脇稔》

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