ロータス エミーラ 発表…ブランド最後の内燃機関? 変革を体現

ロータス・エミーラ
ロータス・エミーラ全 24 枚

イギリスのスポーツカーメーカー、ロータスは7月6日、ミッドシップエンジンのプレミアム2シーター・スポーツカーの新型車、『エミーラ』を発表した。ロータスのビジネスとブランドの継続的な変革を体現した新しいスポーツカー、とメーカー自ら定義する。

【写真】ロータス・エミーラ(全24枚)

エミーラは、人々がロータスに期待するすべての特徴を備えている、ともいう。印象的なデザイン、スポーツカーのクラスで最高の乗り心地とハンドリングを実現する動力性能、卓越した空力特性など。全ては「For The Drivers」、ドライバーに比類のない体験を届けるためだ、と謳う。

これらのブランドシグネチャとそのコアバリューは、いっぽうで実用性、快適性、機能性、テクノロジーのパラダイムシフトと組み合わされているとする。つまりロータスの「飛躍的な進歩」を表した車ということだ。

エミーラという車名は、多くの古代言語で使用されている単語で、「司令官」または「リーダー」と訳されるという。10年後、ロータスが完全にEV化するまで、内燃エンジンを備えたロータスをリードするスポーツカーがエミーラなのだ。ロータス・エミーラロータス・エミーラ

ロータスカーズのマネージングディレクターであるマット・ウィンドルは、「エミーラはロータスのゲームチェンジャーだ。ビジネスの変革、つまりロータスの進歩の具現化においてビーコンの役割を果たす。ロータスがグローバルなパフォーマンスカーブランドになるために重要なマイルストーンだ」と述べている。

たとえばシャーシ。エミーラは新開発の軽量な接着組み立てアルミニウムシャーシを採用している。軽量はロータススポーツカーのDNAだ。そしてその革新的な車両アーキテクチャが、『エヴァイヤ』以来のデザイン言語で包まれる。

エミーラのエンジンには2種類のガソリンエンジンが設定される。限定生産の「ファーストエディション」に搭載されるのは、『エキシージ』と『エヴォーラ』にも搭載されているトヨタ製3.5リットルV6スーパーチャージャー付きだ。2022年の夏以降、メルセデスベンツのパフォーマンス部門AMGとロータスが共同開発した、ターボチャージャー付き2.0リットル直列4気筒が搭載される。AMGとロータスの共同開発は初めて。

パワーユニットは横置きで後輪を駆動する。トランスミッションは、V6はマニュアルまたはオートマチックより選択でき、直4はAMGのDCT(デュアルクラッチトランスミッション)オートマチック。パフォーマンスの詳細は不明だ。エンジンによって異なるはずだが出力は360~400hp、最大トルクは430Nm(43.8kgm)、そして0-100km/h加速:4.5秒未満、最高速度:290km/h、CO2排出量:180g/km以下という数字が予告されている。ロータス・エミーラロータス・エミーラ

シャーシ+サスペンションの設定は2種類がある。「ツアー」は日常の道路での使用に合わせて調整され、ダイナミックなパフォーマンスと快適な乗り心地を提供する。「スポーツ」はオプションのロータスドライバーズパックに含まれる。より強化された運動性能とフィーリングのため、サスペンションセットアップがわずかに硬くなっている。

寸法は全長4412mm、全幅1895mm、全高1225mm、ホイールベース2575mm、車重については「目標車両重量は最軽量で1405kg」という表現だ。

車両の製造はヘセルの本社工場で行なわれる。施設には1億ポンド(約155億円)以上が投資された。ウィンドルは、「エミーラは、ヘセルのファクトリーから出荷される車両の中で、最も完成度の高いロードカーだ。エミーラは、人を振り向かせる魅力を備えたジュニアスーパーカーであり、快適性と機能性に優れた日常のスポーツカーだ」と述べている。

エミーラは7月8~11日にグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで一般にお披露目される。最初のデリバリーは2022年の春、日本向け車両の生産はそれ以降となる予定だ。

《高木啓》

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