東京都内の聖火リレー、公道開催は中止…渋滞解消に一役?[新聞ウォッチ]

聖火リレー(6月24日、静岡県内)
聖火リレー(6月24日、静岡県内)全 4 枚

ほんの1か月前までは「開催か、中止か」の議論が、「観客ありか、無観客か」の話題に変わり、強行開催を前提に、観客数を1万人にするのか、その半分にするのかにすり替えられている東京オリンピック・パラリンピック。

開幕まで17日後に迫る中、その観客数もはっきりと決まらないまま、日本選手団の団結式と壮行会がオンライン形式で開催された。「日本選手団、静かな船出」(日経)のタイトルが象徴されるように、菅首相は「この困難を乗り越えられることを世界に発信する大会にしたい」とのメッセージを送ったが、「安心・安全」どころか、感染拡大が増加傾向にあり、先が思いやられる。

そうした中で、都議選を終えた東京都は五輪聖火リレーのコースが23区内となる7月17~23日の後半日程で公道走行を中止すると急きょ発表した。リレー初日の9日から16日までの前半も島しょ部を除き、既に中止が決まっており、公道を走れない気の毒なランナーは全体で約1300人となるそうだ。

きょうの各紙も報じているが、大会組織委員会や都は新型コロナウイルスの感染拡大を受け、リレー走行は全日程で困難と判断。代わりに各日のゴール地点で無観客による点火セレモニーを行う予定という。

そのニュースを聞いて、胸をなでおろす都内近郊のドライバーも少なくないだろう。聖火リレーが予定されていた公道には「迂回」の看板が至る所に貼られており、五輪開催前から交通渋滞が懸念されていた。聖火リレーコース付近で迂回を指示されるトラック(6月24日、静岡県内)聖火リレーコース付近で迂回を指示されるトラック(6月24日、静岡県内)

2021年7月7日付

●日米豪印AI・半導体連携、中国に対抗、開発やルール主導(読売・1面)

●JR東「無観客深夜輸送なし」(読売・29面)

●OPECプラス協議不調、原油、6年8か月ぶり高値に(朝日・6面)

●五輪「全会場無観客」政府内浮上、世論反発受け、関係者は入場も(毎日・1面)

●三菱電機不正「大変遺憾だ」JR東日本社長(毎日・6面)

●東武鉄道の魅力1冊に、乗車体験や沿線風景、写真約800枚(東京・15面)

●聖火リレー都内全公道中止、セレモニーのみ実施(東京・22面)

●日産、部品開発費を補償、EV対応、メーカー後押し(日経・1面)

●ユーグリナ、ミドリムシ燃料初の民間機に、ホンダジェットで90分飛行(日経・16面)

●トヨタ車5年ぶり首位、1~6月国内新車販売、ヤリス2.5倍(日経・17面)

●6月中国新車販売、トヨタ2.9%減(日経・17面)

《福田俊之》

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