神戸市営地下鉄初のVVVF車が7月に引退…西神・山手線用の3000形 7月25日に記念イベント

最終編成となった第3128編成6両編成1本のみが残っている3000形。
最終編成となった第3128編成6両編成1本のみが残っている3000形。全 8 枚

神戸市交通局は7月8日、神戸市営地下鉄西神・山手(せいしん・やまて)線用3000形電車が7月に引退することを明らかにした。

3000形は、北神急行電鉄北神線(現・神戸市営地下鉄北神線)と相互直通運行を行なっていた西神・山手線の混雑緩和とサービス向上を図るため、1993年3月から運行を開始した。

制御方式に神戸市営地下鉄としては初となるVVVFインバータ制御が採用された記念すべき車両でもあり、1994年までに6両編成6本が導入されたが、2019年2月に運行を開始した6000形が2023年度までに6両編成33本投入されることになっていることから、1000形、2000形、7000形(元北神急行車)とともに淘汰の対象に入り、2019年から廃車が始まった。

神戸市交通局では3000形の引退を記念して、7月25日に名谷(みょうだに)車両基地(神戸市須磨区)で引退記念イベントを開催する。

開催時間は9時30分~12時、13時~15時30分、16時~18時30分で、車内見学や運転シミュレータ体験、交通局職員による「神戸市営地下鉄知識 力試し」、神戸市電の見学などが行なわれる。

参加には事前の申込みが必要で、各回30人までを募集。参加費用は大人7200円で、小学生以下の子供は大人1人につき1人まで無料参加できる。申込みは7月9日10時から神戸市交通局の特設サイトで受け付ける。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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