フォード マスタング EV、ギネス新記録…英国縦断で電力消費が最も少ない電動車に

フォード・マスタング・マッハE のギネスチャレンジ
フォード・マスタング・マッハE のギネスチャレンジ全 6 枚

フォードモーター(Ford Motor)は7月13日、フォードの新型EV、フォード『マスタング・マッハE』(Mustang Mach-E)の欧州仕様車が英国縦断に挑戦し、「エネルギー消費量が最も少ない電動車」としてギネス新記録に認定された、と発表した。

写真:フォード・マスタング・マッハE

「マッハE」とは、1970年代の2代目フォード『マスタング』に用意されていた高性能モデル、「マッハ1」を連想させるネーミング。フォードモーターは2022年までに、電動化に110億ドル以上を投資する計画だ。この投資によって、フォードモーターは電動車両のラインナップを拡大する予定。2022年までに、全世界の電動車ラインナップを40車種に増やし、そのうちの16車種をEVにする計画を掲げている。

モーターは最大出力459hp

この16車種のEVのひとつが、マスタング・マッハEだ。マスタングはフォードを代表する伝統のスポーティカーであり、マスタング・マッハEはパフォーマンス志向の電動SUVになる。

マスタング・マッハEには、永久磁石モーターを搭載する。最大出力は332hp、最大トルクは57.6kgmを引き出す。駆動方式は、後輪駆動または4WDを用意する。

マスタング・マッハEには、モーターの性能を最大出力459hp、最大トルク84.6kgm に引き上げた2つのパフォーマンスバージョンを設定する。「GT」は0~96km/h加速を4秒以下で駆け抜ける。「GTパフォーマンスエディション」は、0~96km/h加速は3.5秒以下となる。フォード・マスタング・マッハE のギネスチャレンジフォード・マスタング・マッハE のギネスチャレンジ

欧州仕様車は足回りなどを専用チューニング

4WDシステムは、前後の車軸に独立してトルクを分配し、後輪駆動モデルよりも優れた加速とハンドリング性能を追求する。4WDシステムをチューニングして、トラクション性能や雪などの滑りやすい路面でのコントロール性能を高めた。欧州仕様車では、サスペンション、ステアリング、ESP、4WDシステムなどが、ヨーロッパの道路と運転スタイルに合わせて、専用チューニングされている。

マスタング・マッハE の欧州仕様車には、リチウムイオンバッテリーを搭載する。蓄電容量は88kWhだ。バッテリーは、車両の床下に配置され、マイナス40度という低温でテストされた。この水冷式バッテリーは、衝撃吸収構造の防水バッテリーケース内に搭載される。欧州仕様車の場合、1回の充電での航続は、最大610km(WLTP計測)となる。フォード・マスタング・マッハE のギネスチャレンジフォード・マスタング・マッハE のギネスチャレンジ

ギネス新記録は1回の充電で約805km以上の航続に相当

このマスタング・マッハEの欧州仕様車が英国縦断に挑戦し、「エネルギー消費量が最も少ない電動車」としてギネス新記録と認定された。今回の挑戦では、英国本土の北端部の「John o'Groats」から、南端部の「Land's End」まで、840マイル(約1350km)をマスタング・マッハEで走破した。

ドライバーには、BBC放送の特派員のPaul Clifton氏を起用した。同区間で内燃エンジン搭載車のエコラン記録を持つFergal McGrath氏とKevin Booker氏が、コ・ドライバーとして参加した。ルートの途中、2回の充電ストップと、2時間走行するごとに15分の休憩が行われた。

1350kmを2日間で走破した結果、マスタング・マッハEは、1kWh(キロワット時)あたり、6.54マイル(約10.5km)を走行。英国縦断における「エネルギー消費量が最も少ない電動車」として、ギネス新記録に認定された。これは、1回の充電で約805km以上の航続に相当するという。

《森脇稔》

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 警視庁、災害対策車に三菱『デリカミニ』導入、軽の強み活かし改良[新聞ウォッチ]
  2. フィアット『マルチプレイ』提案、MPV・SUV・ピックアップを1台に融合…パリモーターショー2026
  3. スズキ『ジムニー』の丸目が進化!? 2027年以降、大幅改良でどう変わる
  4. 「かなり尖ってそう」「日本導入も期待」BMWの420ccスーパースポーツ『F 450 RR』にSNSで反響
  5. レンジローバー史上最高峰のラグジュアリー「SV ウルトラ」、日本初公開へ…DESIGNART TOKYO 2026
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. EU「欧州製EV」優遇へ、産業加速法を審議---売れるEVと売れないEV
  2. スカニア、中国で新事業開発組織「VNBC」設立…電動・自動運転輸送を加速へ
  3. 【セミナー見逃し配信】※プレミアム・法人会員限定 欧州自動車産業の次の一手、欧州の現場で何が起きているのか~EV減速局面・SDV/AIへの移行・中国勢の浸透~
  4. インド国産化の進め方、事業の核の築き方【インド・新自動車大国の素顔】
  5. 【ホンダ スーパーワン】CMFで“刺激”表現、『N-ONE e:』との同時開発だからこそできた差別化とは
ランキングをもっと見る