AIが自動車ローンの与信判断…7割無人化 三菱自動車ファイナンス

三菱 eKクロス Gプラスエディション
三菱 eKクロス Gプラスエディション全 3 枚
三菱総合研究所は7月12日、7月から三菱自動車ファイナンスに対してAI(人工知能)によるオートクレジット審査業務の提供を開始したと発表した。

三菱総研は2020年12月から、個人向けローンやクレジット商品の審査業務をAIモデルで自動化する「審査AIサービス」を提供している。三菱自動車ファイナンスは、サービス導入に向けてクレジットの審査官を交えたモデルやシステムの評価、サービス検証を経て、オートクレジット審査業務に審査AIサービスの実務適用を開始した。

個人向けのローンやクレジット商品の審査では「回答スピード」「効率性」「客観性」の向上が求められている。これに対応する「審査AIサービス」は、審査官が行っていた融資可否の判断を学習したAIモデルを搭載した「審査AIシステム」を、金融機関の審査業務システムに連携、審査の自動化を促進するもの。

申し込みを受け付けた案件に対して、AIモデルによって承認確率が算出され、この値に応じて業務フローの制御が可能となる。これによって全体の50~70%程度の案件について人間の審査を介さずに自動での承認回答が可能になるとしている。

今後は、実務適用を通じた審査AIシステムをモニタリングしてAIモデルの性能やユーザビリティの向上など、審査AIサービスの高度化を図る。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. マツダの新型SUVが約250万円から!?「バグってる」「買わない理由がない」など驚きの声殺到
  2. 世界初、個人所有できるレベル4自動運転「ロボカー」誕生、2026年に納車開始
  3. BMWが機能向上、『2シリーズ』新色・『4シリーズ』照明強化・『5シリーズ』利便性アップ…今秋から欧州で
  4. マツダ、新型電動SUV『EZ-60』を中国発売…約250万円から
  5. 三菱自動車、次世代技術搭載のコンセプトカー発表へ…ジャパンモビリティショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る