【F1 イギリスGP】予選レースはフェルスタッペンが逆転優勝…決勝レースのポールポジションを獲得

F1イギリスGP
F1イギリスGP全 9 枚

イギリス・シルバーストンサーキットで17日、F1第10戦イギリスGPの予選レースが行われ、スタートでトップに立ったマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が優勝。決勝レースのポールポジションを獲得した。

F1初の試みとなるSprint Qualifying(スプリント・クオリファイイング=予選レース)は17周(約100km)と、決勝レースの3分の1の距離で行われる。またタイヤ交換の義務はないため、ピットストップは行われない。チャンピオンシップポイントが優勝3ポイント、2位2ポイント、3位1ポイント与えられるため、決勝レースのスターティンググリッドだけではなく、タイトル争いの面でも重要なレースとなる。

前日の公式予選ではルイス・ハミルトン(メルセデス)がトップタイムをマークし、この予選レースをポールポジションからスタートする。ここまで3連勝を飾っているマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)はわずかに及ばず、2番グリッドからのスタート。このタイトル争いをする2人による、決勝レースのポールポジション争いが最大の注目点となった予選レース。スタートを決めたフェルスタッペンがハミルトンを交わしてトップで1コーナーにアプローチすると、ハミルトンの激しいチャージからポジションを守りトップをキープ。2周目以降は徐々に差を広げ、最後はペースをコントロールする余裕を見せてトップでチェッカーフラッグを受けた。

これでフェルスタッペンは決勝レースをポールポジションからスタートするとともに、チャンピオンシップポイント3を獲得。ハミルトンとのポイント差を広げる結果となった。

2位はハミルトンで2ポイントを獲得。3位はバルテリ・ボッタス(メルセデス)で1ポイントを獲得した。

以下、シャルル・ルクレール(フェラーリ)、ランド・ノリス(マクラーレン)、ダニエル・リカルド(マクラーレン)と続き、11番手スタートのフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)が4ポジションアップの7位、10番手スタートのセバスチャン・ベッテル(アストンマーチン)が2ポジションアップの8位でフィニッシュした。

5番手スタートだったセルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)はスピンを喫しポジションダウン。その後リタイヤとなり20位、ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)と角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)はスタートポジションと同じく12位、16位でチェッカーを受けた。

今回の予選レースの結果がスターティンググリッドとなる決勝レース(52周)は、日本時間18日23時にスタートする。

■イギリスGP 予選レース結果
1. マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
2. ルイス・ハミルトン(メルセデス)
3. バルテリ・ボッタス(メルセデス)
4. シャルル・ルクレール(フェラーリ)
5. ランド・ノリス(マクラーレン)
6. ダニエル・リカルド(マクラーレン)
7. フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)
8. セバスチャン・ベッテル(アストンマーチン)
9. ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)
10. エステバン・オコン(アルピーヌ)
11. カルロス・サインツ(フェラーリ)
12. ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)
13. キミ・ライコネン(アルファロメオ)
14. ランス・ストロール(アストンマーチン)
15. アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)
16. 角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)
17. ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)
18. ミック・シューマッハ(ハース)
19. ニキータ・マゼピン(ハース)
20. セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)

《藤木充啓》

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