ポルシェ マカン 改良新型、「GTS」は440馬力に強化…欧州発表

フロントノーズを再設計してさらにスポーティに

センターコンソールに新しいタッチパネルを採用

GTSは0~100km/h加速4.3秒で最高速は272km/h

ポルシェ・マカン 改良新型
ポルシェ・マカン 改良新型全 13 枚

ポルシェは7月20日、改良新型『マカン』(Porsche Macan)を欧州で発表した。

写真:ポルシェ・マカン 改良新型

フロントノーズを再設計してさらにスポーティに

フロントノーズを再設計。改良新型の「GTS」グレードでは、ノーズセクションの中央部とその他のエレメントがブラックで仕上げられる。フロントエンドには、新しい立体構造が採用されており、同様の構造を備えたサイドブレードもオプションで用意された。

LEDヘッドライトの「ポルシェダイナミックライトシステム(PDLS)」とスポーツデザインエクステリアミラーが全モデルに標準装備される。リアでは、新デザインのディフューザーを装備した。

カラーリングは新しいカラーのパパイヤメタリックとゲンチアンブルーメタリックなど、合計14色が用意されている。「ポルシェエクスクルーシブマニュファクチャー」は、個別のカラーとカスタムカラーオプションによって、マカンのデザインの自由度を大幅に拡大した、と自負する。標準装備ホイールも大径化され、マカンは19インチ、「S」は20インチ、GTSは21インチを装着する。7種類の新しいホイールデザインも追加で用意されている。

センターコンソールに新しいタッチパネルを採用

最新のデザインのセンターコンソールを採用する。触覚スイッチの代わりに、タッチパネルを採用した新しい操作コンセプトがコックピットに導入された。明確に整理されたコントロールモジュールの中央には、コンパクトになった新しいセレクターレバーが備わる。ダッシュボード上部には、アナログ時計も標準装備された。

インテリアに新しいカラーのハイライトを追加するために、ゲンチアンブルー、パパイヤ、またはクレヨンのレザートリムとコントラストステッチの多数のパッケージをオプションで選択できる。

数多くのオンライン機能とサービスを標準装備。「ポルシェコミュニケーションマネジメント」の10.9インチのフルHDタッチディスプレイや音声コマンドを使用して、これらの機能とサービスを制御することができる。新しいマルチファンクションGTスポーツステアリングホイールは、『911』シリーズと共通デザインとした。

GTSは0~100km/h加速4.3秒で最高速は272km/h

改良新型の最上位グレードがGTSだ。2.9リットルV型6気筒ガソリンツインターボエンジンは、従来型を60ps上回り、最大出力440psを獲得する。GTS専用の応答性とトルクの供給によって、「スポーツクロノパッケージ」仕様車は、0~100km/hを4.3秒で駆け抜ける。最高速は272km/hに到達する。

改良新型は、Sグレードにも2.9リットルV6ツインターボエンジンを搭載する。従来型を26ps上回り、最大出力380psを発生する。静止状態から100km/hまで4.6秒で加速し、259km/hの最高速に達する。

マカンのエントリーバージョンには、新開発の4気筒ガソリンターボエンジンを搭載する。最大出力は265psを発生する。0~100km/h加速は6.2秒、最高速は232km/hとした。

全てのエンジンに、ポルシェの7速デュアルクラッチトランスミッション「PDK」と、「ポルシェトラクションマネジメント(PTM)」4WDシステムを組み合わせている。

ポルシェジャパンは、改良新型『マカン』(Porsche Macan)3モデルの予約受注を7月20日より開始した。価格は「マカン」(ベーシック仕様)が75……

《森脇稔》

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