スバル BRZ 新型、2.4リットルボクサー4は最大出力228馬力…今秋米国発売へ

ワイド化されたヘキサゴングリル

トラックモードを選択するとメーターが専用表示に

最新の「アイサイト」

新開発のアクティブサウンドコントロール

スバル BRZ 新型(米国仕様)
スバル BRZ 新型(米国仕様)全 25 枚

SUBARU(スバル)の米国部門は7月22日、新型『BRZ』を今秋、米国市場で発売すると発表した。現地ベース価格は、2万7995ドル(約310万円)だ。

ワイドになったヘキサゴングリル

スバル BRZ 新型(米国仕様)スバル BRZ 新型(米国仕様)

エクステリアには、より低く、よりワイドなヘキサゴングリルをフロントに採用した。このフロントグリルが低重心を強調するとともに、グリルから始まり後方へ連なる造形で、体幹の力強さを表現しているという。

また、絞り込んだキャビンと力強く張り出したフェンダーにダイナミックな抑揚を持たせた。サイドシルスポイラーやフロントフェンダー後方に配したエアアウトレットなどが、デザインにアクセントをもたらす。同時に、スポーツカーとしての性能を最大限に引き出すために、空力アイテムを多く採用している。

スバル BRZ 新型(米国仕様)スバル BRZ 新型(米国仕様)

新型BRZの米国仕様のボディサイズは、全長4265mm、全幅1775mm、全高1310mm。ホイールベースは2575mmとした。

トラックモードを選択するとメーターが専用表示に

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インテリアは、シンプルな水平基調のインストルメントパネルや低く設置したメーターバイザーにより、広い視界を確保した。7インチのTFT液晶パネルとセグメント液晶パネルを組み合わせたデジタルメーターを採用しており、必要な情報をわかりやすく表示する。左側のタコメーターの横には、プログラム可能なメーターを配置しており、電圧、水温、Gを表示できる。「トラックモード」を選択すると、タコメーターは円形からカラー表示の線形グラフに切り替わる。

高さ調節可能なヘッドレストを備えたパフォーマンス仕様のフロントシートを標準装備した。「リミテッド」グレードのフロントシートは、レッドレザーのアクセントが付いた「Ultrasuede」仕上げとし、デュアルモードのシートヒーターコントロールが備わる。

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ステアリングホイールには、オーディオ、クルーズコントロール、Bluetoothのコントロールスイッチが付く。ステアリングホイール、シフトレバー、パーキングブレーキは革巻きで、赤いステッチが施された。インストルメントパネルのバイザーとドアトリムには、ヌバック素材の「BRINNAUB」を使用している。

Apple 「CarPlay」とグーグル「Android Auto」に対応した8インチ「SUBARU STARLINK」マルチメディアインフォテインメントシステムを採用する。スマートフォンのような、直感的な使い勝手と操作感を可能にする。コネクティッドサービスの「SUBARU STARLINK Safety and Security」を採用した。Bluetoothハンズフリー電話接続とオーディオストリーミング、リアビジョンカメラ、「SiriusXM」を含む統合型センター情報ディスプレイを備えている。

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最新の「アイサイト」

初代モデルから排気量を拡大した新開発の直噴2.4リットル水平対向4気筒ガソリン自然吸気「D-4S」エンジンを搭載する。吸排気性能の強化とフリクション低減によって、トルクを15%向上させた。米国仕様の場合、最大出力228hp、最大トルク25.4kgmを引き出す。

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トランスミッションはクロスレシオの6速MTと、「ダイレクトコントロール」と呼ばれるパドルシフト付きの6速ATだ。AT搭載車では、SPORTモードの制御が進化した。車両がスポーツ走行中と判断した場合、ドライバーの意思や操作に応じて、最適なシフト操作を自動的に行い、よりダイレクト感のあるコーナリングを可能にするという。

先進運転支援システムの「アイサイト」の最新版を、AT車に標準装備した。プリクラッシュブレーキや全車速追従機能付きクルーズコントロール、車線逸脱とふらつき警告、先行車両発進アラートなどをセットした。AT車には、ハイビームアシストが用意される。高張力鋼板の採用拡大などにより、ボディを強化している。

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新開発のアクティブサウンドコントロール

新型では「スバルグローバルプラットフォーム」の開発から得たノウハウを取り入れ、インナーフレーム構造や構造用接着剤などを採用し、ボディを再構築することで、初代モデルに対しフロント横曲げ剛性を約60%、ねじり剛性を約50%引き上げた。ステアリング操作への応答性を高め、より軽快な動きを実現するとともに、旋回時のトラクション性能を向上させているという。

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新型ではルーフ、フード、フロントフェンダーの素材に軽量なアルミを採用した。エンジン出力や安全性の向上に伴う重量増を抑制すると同時に、前後左右重量の適正化やさらなる低重心化を図っている。トルセンLSDを標準装備。18インチアルミホイール装着車には、215/40R18サイズのミシュラン「パイロットスポーツ」タイヤを装備している。

新型には、タイヤ空気圧監視システム「TPMS」を標準装備しており、2セットのホイールをID登録できる。新開発のアクティブサウンドコントロールは、キャビン内のエンジンサウンドを、よりスポーティに演出する。運転席ニーエアバッグも標準装備されている。

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《森脇稔》

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