BMW X4 に改良新型、表情変化…IAAモビリティ2021に展示へ

新しいフロントバンパーは左右と中央のエアダクトが新形状に

「BMWライブコックピットプロフェッショナル」は12.3インチディスプレイ

高性能グレードの「M40i」には360hpの3.0直6ターボ搭載

BMW X4 改良新型の「M40i」
BMW X4 改良新型の「M40i」全 20 枚

BMWは7月28日、ドイツで9月に開催される「IAAモビリティ2021」において、改良新型『X4』の実車を初公開すると発表した。

IAAモビリティ2021は、フランクフルトモーターショー2021がリニューアルし、開催地をミュンヘンに変更して行われるものだ。

新しいフロントバンパーは左右と中央のエアダクトが新形状に

X4は『X3』をベースにしたSUVクーペだ。現行X4は2世代目モデルで2018年春、ニューヨークモーターショー2018で初公開された。デビューから約3年を経て、初の本格改良を受けた改良新型が登場している。

改良新型X4は、新しいフロントマスクを採用する。フロントバンパーは新デザインで、左右と中央のエアダクトが新形状となり、スポーツ性が強化されている。「アダプティブLEDヘッドライト」は、改良新型X4に標準装備された。光量が多く照射距離の長い「BMWレーザーライト」は、オプションで選択できる。

リアには、フラットなフルLEDテールライトを採用した。改良新型のリアは、ワイド感を強調し、立体的なデザインとなっているのが特長だ。新しいリアバンパーは、ボディ同色部分の面積が拡大し、バンパーの下部にリフレクターが配置された。テールパイプトリムは大型化。新しいメタリック仕上げのピエモンテレッドが、X4専用色として設定されている。

「BMWライブコックピットプロフェッショナル」は12.3インチディスプレイ

「BMWライブコックピットプラス」を標準装備した。「BMWオペレーティングシステム7」をベースにしたインテリジェントなネットワーキングにより、ドライバーと車両の連携を強化し、各種デジタルサービスを提供する。

BMWライブコックピットプラスは、10.25インチのサイズのコントロールディスプレイとタッチコントローラーを備えた 「iDrive」オペレーティングシステム、5.1インチのカラーディスプレイを備えたメーターパネルで構成される。BMWライブコックピットプラスには、オプションで「BMWヘッドアップディスプレイ」を追加できる。

さらなるオプションとして、「BMWライブコックピットプロフェッショナル」を選ぶと、フルデジタルコックピットになる。ステアリングホイールの向こうの高解像度メータークラスターとコントロールディスプレイは、12.3 インチの大型サイズとした。

高性能グレードの「M40i」には360hpの3.0直6ターボ搭載

ガソリンエンジン搭載の高性能グレードの「M40i」と、ディーゼルエンジン搭載の高性能グレードの「M40d」が用意される。両グレードともに、Mモデルらしいスポーツ性が強調された。

中でも、M40iには直噴3.0リットル直列6気筒ガソリンターボエンジンを搭載する。Mパフォーマンスの手によって、高回転化やさらなるスムーズさを求めて、チューニングが施された。最大出力は360hpを獲得している。

クロームフレーム仕上げのキドニーグリル、ハイグロスブラック仕上げでMロゴ入りのダブルキドニーバー、エアロダイナミクスを最適化したハイグロスブラックの Mエクステリアミラーを装備した。リアバンパーには、ハイグロスブラック仕上げのエアカーテントリムが付く。

パドルシフトとローンチコントロールが付く8速ステップトロニックスポーツ

すべてのグレードに、それぞれのエンジン特性に合わせて調整された 8速AT「ステップトロニック」を組み合わせる。オプションでパドルシフトとローンチコントロールを標準装備した「8速ステップトロニックスポーツ」トランスミッションが選択できる。

「Mスポーツパッケージ」では、メッシュパターンのキドニーグリルが装着される。キドニーグリルのフレームと内部は、ハイグロスブラックで塗装することも可能だ。リアバンパーには、ワイド感を演出するオフセットインサートが付く。サイドエアカーテンパネルなどは、ハイグロスブラックで仕上げられる。

Mスポーツパッケージは、245/50R19サイズのタイヤを履く。19インチアルミホイール「Y Spoke 887M」は、ミッドナイトグレーのツートンカラーだ。 20インチと 21インチのアルミホイールと、 「Mスポーツブレーキ」がオプションで用意されている。

《森脇稔》

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