ホンダ、四輪・二輪販売台数増加で営業益2432億円…通期予想も上方修正 2021年4-6月期決算

本田技研工業 本社(東京青山)
本田技研工業 本社(東京青山)全 3 枚

ホンダは8月4日、2021年4~6月期(第1四半期)の連結決算を発表。四輪・二輪も販売が回復し、営業利益2432億円を確保した。

第1四半期は、半導体の供給不足や原材料価格高騰の影響などはあったものの、新型コロナウイルス感染症の影響を大きく受けた前年に対し販売台数が増加。売上高は前年同期比68.7%増の3兆5838億円となった。営業利益は売上変動及び構成差に伴う利益増や為替影響などにより、2432億円(前年同期は1136億円の損失)。税引前利益は3113億円(同734億円の損失)、当期利益は2225億円(同808億円の損失)となった。

第1四半期のグループ販売台数は四輪が同20.6%増の99万8000台。二輪は同202.4%増の387万9000台となった。四輪事業は主に北米での販売回復を受け、売上高は同79.4%増の2兆2524億円。営業利益は台数変動及び構成差に伴う利益増などにより、706億円(同1959億円の損失)となった。二輪事業は主にアジアでの販売回復を受け、売上高は同88.7%増の5182億円。営業利益は台数変動及び構成差に伴う利益増などにより、同619.6%増の806億円となった。

金融サービス事業は中古車価格の上昇などにより、営業利益は同28.8%増の922億円となった。ライフクリエーション事業及びその他の事業は3億円の営業損失(同4億円の損失)となった。

通期業績見通しは、販売台数の増加や既存事業の盤石化の効果などで、売上高を15兆4500億円(前回予測比+2500億円)に上方修正。また、さらなる販売費及び一般管理費の抑制やコストダウン効果などにより、半導体の供給不足やアジアを中心とした新型コロナウイルス感染症の再拡大影響を吸収すると見込み、営業利益を7800億円(同+1200億円)、税引前利益を1兆円(同+1300億円)、当期利益を6700億円(同+800億円)にそれぞれ上方修正した。
オンラインで会見した倉石誠司副社長は、第1四半期の業績について「半導体の供給不足や原材料費高騰の影響などはあったが、販売増に加え、かねて……

《纐纈敏也@DAYS》

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