マップルは、ソフトウェア開発キット「業務用カーナビSDK Ver.6.0」に「高さ制限・車幅制限等の規制標識データ」と「大型車両のサイズを考慮したルート探索機能」を搭載し、8月6日より提供を開始する。
業務用カーナビSDKは、業務システムにカーナビ機能を付加できるソフトウェア開発キット。タブレットで動作する業務アプリにカーナビ機能を簡単に追加することができる。
トラックやバスなどの大型車両では、通常のルート案内では、「高さ制限があり通行できない」「車幅制限があり通行できない」という事態が発生することも少なくない。そこで新バージョンでは、従来の車種規制標識に加え、車幅制限、高さ制限、重量制限、危険物積載車両通行止めの4種類の規制標識データを搭載。高さ制限や車幅制限を考慮したルート探索を可能にした。
従来の車種規制データのみでは、数値規制が考慮されなかったため、車高2.9mの大型車両でルート探索した場合、高さ制限2.8mのアンダーパスを走行するルートを案内してしまうこともあった。新バージョンでは「車高：2.9m」を設定することで通行不能なアンダーパスを迂回するルートの探索が可能となる。
左から車幅制限、高さ制限、重量制限、危険物積載車両通行止め