家族でドライブ、平均予算がダウン---先行き不透明 ホンダアクセス調べ

家族で行く長距離ドライブに掛ける予算の許容額
家族で行く長距離ドライブに掛ける予算の許容額全 9 枚

ホンダアクセスは「家族での長距離ドライブに関する調査2021」を実施。平均予算は日帰り1万3108円、泊まりは4万1947円と、前年よりダウンしていることが明らかになった。

調査は7月2日から7日の6日間、自家用車を運転することがある20~59歳の男女で、家族で長距離ドライブ(片道100km以上)をしたことがあるドライバー1000人(男性500人、女性500人)を対象にインターネットリサーチで実施した。

車線維持支援システム、半数以上が常時使用

まず、家庭にあるクルマの中で、家族で長距離ドライブに行く際に最もよく使うクルマのボディタイプを聞いたところ、「ミニバン」(32.7%)が最も高くなり、次いで「軽自動車」(22.2%)、「コンパクトカー」(15.4%)、「SUV」(9.3%)、「ステーションワゴン」(7.0%)となった。

そのクルマに搭載されている安全運転支援システムについては、「クルーズコントロール(ACC除く)」が23.8%、「追従型クルーズコントロール(ACC)」は10.9%、「車線維持支援システム」は20.2%となった。さらに、長距離ドライブで高速道路を走行する際、安全運転支援システムをどのように使っているか聞いたところ、クルーズコントロールは「道路状況・疲労状態に関係なく使う」が14.7%、「道路状況・疲労状態次第で使う」が51.7%。追従型クルーズコントロール(ACC)では「道路状況・疲労状態に関係なく使う」が29.4%、「道路状況・疲労状態次第で使う」が48.6%となった。一方、車線維持支援システムでは「道路状況・疲労状態に関係なく使う」が54.5%、「道路状況・疲労状態次第で使う」が21.2%と、常時使うという人が多くなった。

また、長距離ドライブの際、カーナビとナビアプリ(Googleマップ、Yahoo!カーナビなど)をどのように利用することが最も多いか聞いたところ、「両方を同時に利用する」は31.0%、「カーナビだけを利用する」は52.0%、「ナビアプリだけを利用する」は11.7%となった。男女・年代別にみると、20代・30代女性では「両方を同時に利用する」が41.0%と、他の層と比べて高くなった。20代・30代女性ドライバーの約4割が、カーナビとナビアプリ両方を使い、目的地や経路に関する有益な情報を入手することで、より充実した長距離ドライブを楽しんでいるようだ。

平均予算は日帰り1万3108円、泊まりは4万1947円

家族で日帰りの長距離ドライブに行く際の予算については「1万円~1万5000円未満」(40.3%)に最も多くの回答が集まり、平均は1万3108円だった。過去の調査結果と比較すると、平均は2019年が9799円、2020年が1万4153円、2021年が1万3108円。特別定額給付金(一人につき10万円)による経済効果や外出自粛の反動などから、2019年から2020年は4354円の大幅増加となったが、2020年から2021年には、長引くコロナ禍による経済の不透明感や消費マインドの冷え込みなどの影響を受けてか1045円の減少となった。

宿泊を伴う場合では、「5万円~6万円未満」(21.3%)や「3万円~4万円未満」(19.8%)に回答が集まり、平均は4万1947円だった。過去の調査結果と比較すると、平均は2019年が2万9078円、2020年が4万5012円、2021年が4万1947円。2019年から2020年は1万5934円の大幅増加、2020年から2021年には3065円の減少と、日帰りの長距離ドライブと同様の増減傾向が見て取れた。

長距離ドライブ後に嬉しい言葉は「ありがとう」

高速道路の電光掲示板に渋滞情報が出ていたら、どのようにすることが最も多いか、渋滞の長さ別に聞いたところ、「5kmの渋滞のとき」と「10kmの渋滞のとき」では「ルート変更せずそのまま走行を続ける」(5kmの渋滞69.7%、10kmの渋滞41.0%)が最も高くなったのに対し、「20kmの渋滞のとき」「30kmの渋滞のとき」「40kmの渋滞のとき」では「一般道に降りて走行を続ける」(20kmの渋滞32.9%、30kmの渋滞39.2%、40kmの渋滞42.5%)が最も高くなった。

また、長距離ドライブの際に、助手席の家族にやってもらえるとうれしいことを聞いたところ、「飲み物・お菓子の手渡し」(49.2%)が最も高くなった。続いて「話し相手になる」(47.0%)、「道案内」(42.0%)、「カーナビの操作」(40.5%)、「周辺情報の確認(美味しいお店を調べてくれるなど)」(33.3%)となった。男女別にみると、女性では「道案内」が51.8%、「カーナビの操作」が48.6%、「料金所でお金を用意する」が28.6%と、男性(順に32.2%、32.4%、13.6%)と比べて15ポイント以上高くなった。

長距離ドライブの後、家族からどのような言葉をかけられるとうれしいか聞いたところ、配偶者(夫・妻)からの言葉では、「お疲れ様」(59.5%)が最も高く、次いで、「ありがとう」(53.0%)。続いて、「楽しかったね」(31.2%)、「またドライブしようね」(24.0%)、「安心して乗っていられたよ」(11.6%)となった。子どもからの言葉では、「ありがとう」(45.0%)と「楽しかったね」(44.0%)が特に高く、「またドライブしようね」(32.1%)、「お疲れ様」(24.4%)、「運転上手だね」(10.5%)と続いた。パパ・ママの多くは、子どもの感謝の言葉や“また行きたい"という素直な感想を聞けたら幸せな気持ちになるようだ。
【夏休み 2021】イベント一覧…オンラインとアウトドア

《纐纈敏也@DAYS》

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