8月10日は「発炎筒の日」---ピック付き発炎筒で水没にも備える

豪雨による自動車の水没イメージ
豪雨による自動車の水没イメージ全 3 枚

発炎筒は、車の事故や故障時など、緊急時の安全確保に欠かせない非常用信号用具だ。国内シェア約80%の日本カーリットは、発炎筒の使用法を理解してもらうことを目的に、2015年に8月10日を「発炎筒の日」に制定。今年もこの日に合わせ、訴求活動を強化している。

[写真:ガラス破壊具が付いた発炎筒、スーパーハイフレヤープラスピック]

ここ数年、豪雨災害による自動車の水没事故が相次いでおり、6月末には国土交通省が、水没時の車内閉じ込め事故に備え「脱出手順の確認と脱出用具の備え付け」を注意喚起している。JAFの調査によると、自動車は、水没時の状況によっては水位30~60cmでドアが開かなくなり、さらに電気系統が故障すれば、窓を操作して脱出することも不可能になる。そのため、サイドガラスを割って脱出できるための用具が必要だ。

日本カーリットでは、ガラス破壊用のピックが付属した発炎筒、『スーパーハイフレヤープラスピック』を製造・販売している。発炎筒は車への装備が義務付けられており、助手席の足元に必ず搭載されているものだ。発炎筒は本来、事故の際に、追突事故などの二次災害を防ぐ役割があり、ピック付きの当製品なら、事故や豪雨による水没などへの備えともなる。有事の際、これでサイドガラスを割って車から脱出する。
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《高木啓》

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