トヨタ、販売店の相次ぐ不正発覚で「最短45分で車検完了」の記載削除[新聞ウォッチ]

(イメージ)
(イメージ)全 2 枚

トヨタ自動車系列の販売店や直営店で一部の検査を実施しなかったことや、基準を満たす値に改ざんするなどの手抜きの車検不正が発覚したことを受け、トヨタ自動車では「最短45分で車検が完了する」とのホームページ(HP)上の記載を削除したという。

きょうの東京などが「トヨタ『車検45分』削除、販売店不正で再発防止策」との見出しで報じている。作業時間の短縮が目的にならないようにして再発防止につなげるのが狙いのようで、全国の販売店に対しても車の状態によって車検にかかる時間が変わることを顧客に丁寧に案内するように求めたそうだ。

記事によると、HPには販売店や整備内容によって時間は異なることの注記をしつつも「45分で完了」と示していたが、適切な作業が徹底されない要因になりかねないと判断し、直営店の「レクサス高輪」で発覚した不正車検の発表(7月20日)から2週間後には「45分」の文言や「その場で車検」との表現も削ったという。

また、トヨタは人手不足による現場の高い負荷が不正の背景にあるとみており、人員増強などの対策を進めるほか、売上額などで販売店を評価する表彰制度の見直しなどの再発防止策も検討しているとも伝えている。

2021年8月19日付

●車のネット通信共通規格、国交省策定へ、国際標準化狙う(読売・1面)

●フェアレディZ米で来春発売、日産(読売・7面)

●大雨休業のマツダ工場再開(読売・7面)

●「感染爆発」40都道府県に、国内感染最多、9割超デルタ株(朝日・1面)

●ゴーン氏側近ケリー氏公判、「抜け穴」「ダミー」追及、「法的な制約の中」(朝日・25面)

●お盆のJR利用昨年より3割増、過去2番目の少なさ(朝日・25面)

●ガソリン価格2週連続上げ、158円60銭に(毎日・7面)

●主張、高速道路の料金、機能強化に資する制度に(産経・2面)

●この人、F1ホンダ30年ぶり総合V目指す、長井昌也さん(東京・3面)

●トヨタ「車検45分」削除、販売店不正で再発防止策(東京・7面)

●中国で新エネ車増産、ホンダ、EVなど、年12万台上積み(日経・15面)

●テスラ、送電向け蓄電池、日本で、価格5分の一に(日経・15面)

《福田俊之》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産、第3世代e-POWER向けエンジンに世界初技術…コールドスプレー工法バルブシート採用
  2. あさひ、通勤向け電動アシスト自転車「OFFICEPRESS-e」モデルチェンジ…安全性と整備性を向上
  3. ジープ初の1.6リットルターボハイブリッド搭載、SUV『チェロキー』新型が四角い新デザインで登場
  4. ホンダの新型オフ車『CRF300F』発表に国内バイクファンも反応!「輸入しなきゃいけない」と期待大
  5. シボレー コルベット 1340台をリコール…フロントスポイラーが保安基準に適合しない
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る