ジャガー F-PACE に2022年型、「R-ダイナミックブラック」設定…欧州発表

グロスブラック仕上げのエクステリア

燃費45.5km/リットルのPHVも選択可能

EVモードなど走行モードは3種類

ジャガー F-PACE の2022年型の「R-ダイナミックブラック」
ジャガー F-PACE の2022年型の「R-ダイナミックブラック」全 10 枚

ジャガーカーズは、2022年モデルのジャガー『F-PACE』(Jaguar F-PACE)の欧州仕様車に、「R-ダイナミックブラック」を設定する。8月11日、ジャガーカーズが発表した。

グロスブラック仕上げのエクステリア

R-ダイナミックブラックは、ジャガーの中型SUV、F-PACEのスポーツ性を強調したモデルだ。エクステリアは、フロントバンパーとアンダーグリル周り、メイングリル周り、グリルチップ、ドアミラーカバーをグロスブラックで仕上げた。サイドウィンドウ周りと「ジャガーリーパー」付きのサイドベント、ジャガースクリプト、リアエンブレムも、グロスブラックで仕上げている。

また、グロスブラックとは対照的な赤いブレーキキャリパーを採用した。アルミホイールは、グロスブラックの20インチ「スタイル1067」が装着される。シルバーのルーフレールの代わりに、グロスブラックのルーフレールとパノラマルーフも装備されている。R-ダイナミックブラックのボディカラーには、新色のオストゥーニホワイトが設定された。この他、すべてのF-PACEのボディカラーが選択できる。

インテリアには、サテンチャコールアッシュベニアと明るいメタルペダルを採用した。プレミアム性を強化したキャビン照明機能も導入する。内装色の選択肢は、従来の10色から30色に拡大している。ジャガー F-PACE の2022年型の「R-ダイナミックブラック」ジャガー F-PACE の2022年型の「R-ダイナミックブラック」

燃費45.5km/リットルのPHVも選択可能

R-ダイナミックブラックは、ガソリン、ディーゼルなど、複数のパワートレインが選択できる。PHVパワートレイン搭載車の「P400e」グレードを選ぶことも可能だ。エンジンは2.0リットル直列4気筒ガソリンターボ「インジニウム」で、最大出力300ps。これに最大出力143psのモーターを組み合わせて、システム全体で404psのパワーと65.3kgmのトルクを引き出す。トランスミッションは8速ATで、駆動方式は4WDだ。動力性能は0~100km/h加速が5.3秒となる。

二次電池は、蓄電容量17.1kWhのリチウムイオンバッテリーだ。出力32kWの急速チャージャーを利用すれば、バッテリーの8割の容量をおよそ30分で充電できる。「EVモード」では、最大53kmのゼロエミッション走行が可能だ。この効果もあって、欧州複合モード燃費45.5km/リットル、CO2排出量49g/kmの環境性能を実現している。

EVモードなど走行モードは3種類

走行モードは3種類だ。EVモード、「ハイブリッドモード」、「セーブモード」が切り替えられる。ハイブリッドモードでは、ガソリンエンジンとモーターの駆動を最適にバランスさせ、パフォーマンスと長距離走行での燃費を追求する。セーブモードは、ガソリンエンジンによる駆動が優先され、バッテリーの残量を維持する。

最新の「JaguarDrive」コントロールは、「コンフォート」、「エコ」、「レイン・アイス・スノー」、「ダイナミック」の4種類のモードを備えており、ドライバーは路面や走行状況に応じて、最適なモードを選択する。操作は新デザインのロータリーダイヤルで行い、ステアリング、トランスミッション、スロットル、アダプティブダイナミクスの設定が調整できる。

「オートビークルホールド」は、従来の「オートヒルホールド」よりも便利でスムーズな操作が可能になった。この新技術は、坂道で静止している場合にブレーキを無制限に保持し、ドライバーがアクセルを踏んで発進する時にのみ、ブレーキを緩やかに解放する、としている。

《森脇稔》

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